【女心をわしづかみ】時代を超えてキュンとくる芥川龍之介の恋文

2014/11/27 | 5,590 PV |

泣ける・感動

 
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「鼻」「羅生門」「蜘蛛の糸」など、教科書にも取り上げられるような名作を多数残し、没後90年近く経った今でも愛される【文人・芥川龍之介】

 

 
 

彼が27歳の時、後に妻となる当時17歳の塚本 文に送ったラブレターが現代女子のハートにもキュンとくると話題に。
まさか芥川本人も没後自分が書いたラブレターを回し読みされるような事態になるだなんて思いもよらなかったことでしょう。
私なら引きこもりたくなるくらい恥ずかしいですが・・・
 
では、ご紹介します!

大正五年八月廿五日朝 一の宮町海岸一宮館にて
文ちゃん。

 
(中略)

 
文ちゃんにこう云う手紙を書く機会がなくなると思いますから、奮発して一つ長いのを書きます。

 

(中略)

 

貰ひたい理由はたった一つあるきりです。さうしてその理由は僕は、文ちゃんが好きだと云ふ事です。
勿論昔から好きでした。今でも好きです。その外に何も理由はありません。
僕は世間の人のように結婚と云ふ事と、いろいろな生活上の便宜と云ふ事とを一つにして考へる事の出来ない人間です。ですからこれだけの理由で、兄さんに文ちゃんを頂けるなら頂きたいと云ひました。
さうして、それは頂くとも頂かないとも文ちゃんの考へ一つできまらなければならないと云ひました。

 

(中略)

 

僕のやってゐる商売は、今の日本で一番金にならない商売です。そのうえ僕自身も碌に金はありません。
ですから生活の程度から云へば、何時までたっても知れたものです。
それから僕は、体も頭もあまり上等に出来上がってゐません。(あたまの方は それでも まだ少しは自信があります)
うちには父、母、叔母と、年寄りが三人ゐます。
それでよければ来て下さい。僕には 文ちゃん自身の口から、かざり気のない返事を聞きたいと思ってゐます。
繰返して書きますが、理由は一つしかありません。僕は文ちゃんが好きです。それでよければ来て下さい。

 

この手紙は、人に見せても見せなくても文ちゃんの自由です。
一の宮はもう秋らしくなりました。木槿の葉がしぼみかかったり、弘法麦の穂がこげ茶色になったりしてゐるのを見ると、心細い気がします。

 

僕がここにゐる間に、書く暇と書く気とがあったらもう一度手紙を書いて下さい。
「暇と気とがあったら」です。書かなくってもかまひません。が、書いて頂ければなおうれしいだらうと思ひます。

 
これでやめます 皆さまによろしく
 

芥川龍之介

出典 weemo.jp

 
文体が昔のものなので、いまいち分かりにくい方もいるかと思いますので、
 
ピンポイント翻訳ツイート


 

文ちゃんの事が好きだから、自分には何も無いけど、君さえ良ければ来てほしい。

とってもシンプルでストレートな芥川の気持ちが、この短い文章の中に溢れていると思います。

17歳の文ちゃんは、このラブレターを読んで何をおもったのでしょうか?
後に芥川夫人となっていることを考えると、彼女の心にも芥川の気持ちが伝わったのだと思います。

そして、文ちゃんがちょっと羨ましくも思えました。

みなさんはキュンってしましたか?

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