出棺を10分早めようとした葬儀スタッフ 理由に「涙が出る」「これぞプロ」 By - grape編集部 公開:2019-10-09 更新:2019-10-09 いい話 Share Tweet LINE 脚本家であり、小説家の一色伸幸(@nobuyukiisshiki)さん。 2019年7月に他界した父親を見送るため、家族葬を行いました。 「出棺を10分早めたい」といった理由 家族葬の当日。葬儀社のスタッフは、一色さんに対し「出棺を10分ほど早めませんか?」と提案をしたといいます。 一色さんが理由を尋ねると…。スタッフは、こんな理由を明かしたのです。 「お父様の描いた水彩画を見ていると、海の絵が多い。焼き場に行く前に、海に行きましょう」 一色さんの父親が海の絵を多く描いていたことに気付いたスタッフ。 スタッフの提案を受けて、一色さん家族は火葬場に行く前に、父親の棺と共に近くの海岸沿いをドライブしました。 今夏の父の家族葬。葬儀屋さんがふいに、「出棺を10分早めませんか?」と。「お父様の描いた水彩画を見てると、海の絵が多い。焼き場に行く前に海に行きましょう」父の棺を乗せた車で、材木座海岸をドライブ。忘れられない時間になった。 — 一色伸幸 (@nobuyukiisshiki) 2019年10月7日 一色さんは、当時の心境を振り返り「忘れられない時間になった」と語っています。 どんな仕事でも、決め手は、愛。 — 一色伸幸 (@nobuyukiisshiki) 2019年10月7日 葬儀屋さんに思い入れも興味もなかったんだけど、彼の「仕事」を見ていて、俺、葬儀屋になりたいって、ちょっと思った。周りにそういうふうに思わせるのが、本当のプロなんだと思う。 — 一色伸幸 (@nobuyukiisshiki) 2019年10月7日 他界した一色さんの父親は、最後に海を見ることができて、きっと嬉しかったことでしょう。 一連のエピソードに対し、ネット上では涙を誘われる人が相次ぎました。 ・これぞプロの仕事!故人への敬意と愛情を感じます。 ・亡くなったお父様にはもちろん、残った遺族にも心を配る、素敵なスタッフですね。 ・自分も似たような経験があります。家族が亡くなった時に、「出棺を早めて、故人が行きたかった場所をまわろう」といってくれました。 葬儀は故人をしのんで見送ることはもちろん、残された遺族が心の整理をつけて、未来へ向かうための時間でもあります。 「故人と残された遺族のために、何かをしてあげたい」と望むスタッフが起こした行動は、多くの人々の胸を打ちました。 出典grape/@nobuyukiisshiki Share Tweet LINE
脚本家であり、小説家の一色伸幸(@nobuyukiisshiki)さん。
2019年7月に他界した父親を見送るため、家族葬を行いました。
「出棺を10分早めたい」といった理由
家族葬の当日。葬儀社のスタッフは、一色さんに対し「出棺を10分ほど早めませんか?」と提案をしたといいます。
一色さんが理由を尋ねると…。スタッフは、こんな理由を明かしたのです。
「お父様の描いた水彩画を見ていると、海の絵が多い。焼き場に行く前に、海に行きましょう」
一色さんの父親が海の絵を多く描いていたことに気付いたスタッフ。
スタッフの提案を受けて、一色さん家族は火葬場に行く前に、父親の棺と共に近くの海岸沿いをドライブしました。
一色さんは、当時の心境を振り返り「忘れられない時間になった」と語っています。
他界した一色さんの父親は、最後に海を見ることができて、きっと嬉しかったことでしょう。
一連のエピソードに対し、ネット上では涙を誘われる人が相次ぎました。
・これぞプロの仕事!故人への敬意と愛情を感じます。
・亡くなったお父様にはもちろん、残った遺族にも心を配る、素敵なスタッフですね。
・自分も似たような経験があります。家族が亡くなった時に、「出棺を早めて、故人が行きたかった場所をまわろう」といってくれました。
葬儀は故人をしのんで見送ることはもちろん、残された遺族が心の整理をつけて、未来へ向かうための時間でもあります。
「故人と残された遺族のために、何かをしてあげたい」と望むスタッフが起こした行動は、多くの人々の胸を打ちました。