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「私もしてたかもしれないから」 犯罪加害者家族と対面したSHELLYの言葉に考えさせられる

By - grape編集部  公開:  更新:

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トーク番組『Wの悲喜劇 〜日本一過激なオンナのニュース〜』(AbemaTV)でMCを務めるタレントのSHELLYさんが、2019年11月15日にブログを更新。

ある日突然、犯罪加害者家族になってしまった人たちに焦点を当てた、同月16日放送回について自身の想いをつづりました。

『うすら差別』の存在に気付いたSHELLY

番組には、息子が少年院に送致された母親や、迷惑防止条例で逮捕されてしまった夫の妻などが出演。また、1998年7月に発生した『和歌山毒物カレー事件』の犯人とされる林真須美死刑囚の長男も出演し、胸の内を語りました。

『普段見ていた家族』と『犯罪者としての家族』とのギャップに苦しむ加害者家族。人によっては、犯罪の原因について考え自分を責めることも。

世間の風当たりは強く、当たり前の日常は崩壊してしまうようです。過酷な日々を聞いたSHELLYさんは、ブログに自分の気付きを書いています。

 なんとなく「殺人者の子ども」っていったら、もちろん「蛙の子は蛙」とかは絶対言わないけど、それはなかなかヒドイなって思うけど、でもどっかで、もし同じ職場にいたら飲みに誘ってたかな、って。誘わないかもとか。なんか仕事でわからないことがあった時にその人に相談に行くかっていったら、「あ、でもあの人アレだよな」ってもしかしたら思ってたかも、って。だからなんか「うすら差別」みたいなのを私もしてたかもしれないから、だから「加害者の家族です」って言えないですよね。

SHELLYオフィシャルブログ ーより引用

「犯罪者の家族だから、同じように危険な人かも」と色眼鏡で見られがちな犯罪加害者家族。

多くの人が態度に出さなくとも、ふとした時に差別的な考えが表に出てしまうことはあるかもしれません。

SHELLYさんは、改めて次のように思ったそうです。

 だから「家族には罪がない」っていうのを世の中が今一度認識して、なおかつ発信していかないと。「いいんだよ。家族は何も悪くないからね。」っていうのをやっていかないとやっぱり「うすら差別」みたいなので加害者家族が本当に嫌な思いをしていくっていうのがあるかもなあ、って。

SHELLYオフィシャルブログ ーより引用

場合によっては、虐待など加害者の育った環境が過酷で、家族の責任を問わずにはいられない事件もあるでしょう。

簡単に割り切れない部分もありますが、「家族であっても個人」を大前提にしなければ、理不尽に責められる加害者家族が出てきてしまうのです。

【ネットの声】

・SHELLYさんの言葉が胸にくる。

・番組を見るにはテーマが重くて。でも、SHELLYさんのブログを見るだけでもためになった。

・帰る家が放火されることもあるとか…自分が思っていた以上に、加害者家族の生活は過酷だった。

・難しい問題。第三者が犯罪者やその家族を罰するのは違うと思うけれど、犯罪者が「家族が苦しむから止めよう」と思う犯罪抑止力にもなっている気がする。

SHELLYさんの気付きは、多くの人が加害者家族を取り巻く問題について考えるきっかけとなることでしょう。

出典
grapeSHELLYオフィシャルブログWの悲喜劇 〜日本一過激なオンナのニュース〜

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