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洗足池駅に掲示された1枚の手紙 駅員がどうしても伝えたかったこととは

By - grape編集部  公開:  更新:

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東急ボーイ(@109IKTW)さんが、東急池上線の洗足池駅で撮影した写真をTwitterに投稿。

そこには、駅員から医療従事者への感謝の想いが貼り紙として掲示されていました。

「できる限りのエールを伝えたい」

東京都大田区にある都立荏原病院は、最寄りの駅が洗足池駅のため、多くの医療従事者が利用しています。

駅の掲示板に貼られていたのは、そんな都立荏原病院で働く医療従事者にエールを送るもの。

毎日、出勤する医療従事者を改札窓から見守り続けた駅員は長文の手紙を送りました。

まずは突然のお手紙をお詫び申し上げます。

どうしてもみな様へ感謝の思いと、できる限りのエールをお伝えいたしたく、こうして筆をとらせていただいた次第です。こ

私共は、東急池上線・洗足池駅で勤務をしている駅係員でございます。

新型コロナウイルス感染症が未曾有の惨禍(さんか)をもたらしている中、毎日、都立荏原病院に通勤されている医療従事者の皆様を改札窓から見守らせていただいております。みな様のおかげで私共駅係員や池上線の多くのお客様をお守りいただいていることはいうまでもありません。

見えない敵と迫りくる医療崩壊の狭間で、それでも必死になって使命を果たされようといわば『戦場』に向かわれるみな様を目の当たりにすると本当に胸が熱くなります。なんの力にもなれない自分たちの無力さを痛感いたします。

人が人を救う、この尊き聖職をまっとうするため私共には想像もつかない緊迫感と脅威と恐怖の中で懸命に戦っていらっしゃるみなさまに心から感謝を申し上げるとともに、私共にできる最大限のエールを送らせていただきます。

そして一日でも早く新型コロナウイルス感染症が終息することをご祈念し、みな様のご尽力により『いつもの日常』を取り戻せるその日まで陰ながら応援させていただきます。

駅員たちは、新型コロナウイルス感染症という見えない敵と闘い続ける医療従事者を目の当たりにして、エールを送らずにはいられなかったのでしょう。

きっとこの貼り紙は、毎日駅を利用している医療従事者たちに届くはずです。

この事態が1日でも早く終息するように、今できることを考えて行動したいですね。

出典
grape@109IKTW

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