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生徒が『先生になった理由』を聞くと? 意外な答えに「こんな先生に会いたかった」

By - grape編集部  公開:  更新:

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さまざまな価値観を持つ生徒や先生が同じ場所で時間を過ごす、学校。

人間関係のトラブルやいじめなどが原因で、学校が嫌いになってしまう人もいますよね。

そんな時、生徒の気持ちを理解してくれる先生の存在は、心の支えになることがあります。

「学校が楽しかったから、先生になったんでしょ」

自身や友人の話を元にしたフィクション作品を描いている、うさぎのみみちゃん(@usagitoseino)さん。

中学生の時、友人の女の子が仲のよい理科の先生に「学校の先生は、学生時代に学校が楽しかったから先生になったんでしょ」といったといいます。

しかし、先生から返ってきた言葉は意外なものでした。

女の子はきっと「自らこの職業を選ぶくらい学校が好きだから、先生は学校が嫌いな生徒の気持ちを理解できない」と思ったのでしょう。

すると、先生はこう話し始めます。

私はいじめにあったから学校なんて大嫌い。先生へ相談しても助けてくれなかった。

だから、私は「学校の先生になって、同僚を叩き直して、同じ思いを抱える生徒を助けたい」と思ったの。

理科の先生は、自分自身が学校でつらい経験をしたからこそ、同じように苦しむ生徒を救うために、先生を志したのでした。

いじめは先生が介入することで必ずしも解決するわけではありません。しかし、生徒の気持ちを理解し寄り添うことはできるはずです。

ネット上では、「こんな先生に出会いたかった…」「素晴らしい野望。苦しい思いを分かってあげられる素敵な先生ですね」などの声が相次ぎました。

仕事を「好き」で選ぶことも間違いではありません。

しかし「嫌い」という理由で選ぶことで、少数派の気持ちを理解する視点が加わり、自分にしか発揮できない力が出せるかもしれませんね。

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出典
grape@usagitoseino

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