採血に何度も失敗する医学部生 指導医が代わろうとすると、患者が一喝! しかし… By - grape編集部 公開:2023-04-28 更新:2023-04-28 医者病院 Share Tweet LINE ※写真はイメージ 何事も、最初から完璧にこなせる人はいません。失敗を繰り返す中で、学べることのほうが多いでしょう。 しかし、何度も失敗をすれば、周囲の目が気になり、自分への自信もなくなっていき、再び挑戦することが怖くなってしまう場合も。 医学部生の、いがくと(@cocomed4CC)さんは、実習の際、患者の採血に3回失敗し、見かねた指導医が代わろうとしてくれたことがありました。 すると、採血を受けていた患者の男性が、怒り始めたといいます。しかしそれは、失敗したことに対してではありませんでした。 「何回でも俺の身体で失敗したらいいけん、逃げるな!」 指導医を一喝し、諦めずに成功するまで続けることをうながした患者に、いがくとさんは感銘を受けたといいます。 自分の実習に付き合ってくれる患者との出会いに、「もっと、うまくなれるように実習頑張ります」と、改めて決意したのでした。 今日3回も採血失敗したのに、代わろうとした指導医の先生を一喝してまで最後まで取らせてくれた患者さんが素敵すぎた。 「何回でも俺の身体で失敗したら良いけん、逃げるな!」って。もっと上手くなれるように実習頑張ります(ง •̀_•́)ง — いがくと (@cocomed4CC) April 21, 2023 採血は針を身体に刺すため、多少なりとも痛みを感じるもの。患者の身体を気遣い、代わりに採血を行おうとした指導医の気持ちも、決して間違いではないでしょう。 それでも、実習生の成長を優先した患者は、終始、いがくとさんに「最後成功したとき嬉しかっただろ。それを忘れんなよ」「若い奴の成長に自分の身体が役に立つなら、年を取るのも案外悪くねぇな」など、多くの言葉をかけてくれたといいます。 その姿に感銘を受けたのは、いがくとさんだけでなく、投稿に「素敵だ」と多くのコメントが寄せられました。 ・いい患者さんに出会えたんですね。情景が浮かんできました。本当に素敵な患者さんです。 ・こういう応援があると、少々つらくても頑張ろうという気になれますね。 ・漫画の1コマかと思うような話。 人の命を預かる医者という立場は、数々の経験と知識を積まなければなりません。 こうした患者との出会いもまた、医者になるうえで、きっと大切な学びの1つ。 いがくとさんにとって、自分の身体を差し出してまで、向き合ってくれた患者との出会いは、忘れられない出来事になったはずです。 出典grape/@cocomed4CC Share Tweet LINE
何事も、最初から完璧にこなせる人はいません。失敗を繰り返す中で、学べることのほうが多いでしょう。
しかし、何度も失敗をすれば、周囲の目が気になり、自分への自信もなくなっていき、再び挑戦することが怖くなってしまう場合も。
医学部生の、いがくと(@cocomed4CC)さんは、実習の際、患者の採血に3回失敗し、見かねた指導医が代わろうとしてくれたことがありました。
すると、採血を受けていた患者の男性が、怒り始めたといいます。しかしそれは、失敗したことに対してではありませんでした。
「何回でも俺の身体で失敗したらいいけん、逃げるな!」
指導医を一喝し、諦めずに成功するまで続けることをうながした患者に、いがくとさんは感銘を受けたといいます。
自分の実習に付き合ってくれる患者との出会いに、「もっと、うまくなれるように実習頑張ります」と、改めて決意したのでした。
採血は針を身体に刺すため、多少なりとも痛みを感じるもの。患者の身体を気遣い、代わりに採血を行おうとした指導医の気持ちも、決して間違いではないでしょう。
それでも、実習生の成長を優先した患者は、終始、いがくとさんに「最後成功したとき嬉しかっただろ。それを忘れんなよ」「若い奴の成長に自分の身体が役に立つなら、年を取るのも案外悪くねぇな」など、多くの言葉をかけてくれたといいます。
その姿に感銘を受けたのは、いがくとさんだけでなく、投稿に「素敵だ」と多くのコメントが寄せられました。
・いい患者さんに出会えたんですね。情景が浮かんできました。本当に素敵な患者さんです。
・こういう応援があると、少々つらくても頑張ろうという気になれますね。
・漫画の1コマかと思うような話。
人の命を預かる医者という立場は、数々の経験と知識を積まなければなりません。
こうした患者との出会いもまた、医者になるうえで、きっと大切な学びの1つ。
いがくとさんにとって、自分の身体を差し出してまで、向き合ってくれた患者との出会いは、忘れられない出来事になったはずです。