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24時間エアコンつけっぱなしは本当に安くなるのか 結果を見て悲鳴が!

By - grape編集部  公開:  更新:

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24時間エアコンをつけっぱなしにすると「電気代が高くなることがある」ということは分かりました。

では、毎回、エアコンを使わない時は電源を切ればいいのかというと、そう簡単にはいきません。

9時から23時まで「つけっぱなし」にしたエアコンと、30分間隔で入り切りを繰り返したエアコンの累積消費電力量を比較。「つけっぱなし」のほうが安くなる条件を見てみましょう。

1日中、家に引きこもっているなら…

9時から18時までのグラフを見ると、日中の外気温が高い時間帯はこまめに電源を消すよりも、つけっぱなしのほうが累積消費電力量が低いことが分かります。

提供:ダイキン

近所のコンビニに買い物に行く、気晴らしに散歩するなど、30分程度のちょっとした外出なら、エアコンはつけっぱなしにしたほうが、帰宅後にまた電源を入れるよりも電気代が安くなるといえます。

しかし、18時から23時までの夜間で考えると、結果は変わります。

提供:ダイキン

室内と室外で気温の差が小さい夜間は、こまめに入り切りしても消費電力がそれほど上がりません。そのため、つけっぱなしで外出できる時間も大幅に減り、18分程度。それ以上、長く外出するようなら電源を切ったほうが累積消費電力量は低くなります。

つけっぱなしのほうが料金が安くなる目安とは?の結果

9時から18時まで、30分以内の外出なら『つけっぱなし』のほうが得。

一方、18時から23時までは、18分以内の外出なら『つけっぱなし』のほうが得。

安達さんのように休日はほぼ家の中で過ごしており、昼間は30分も外に出ず、夜間も近所のコンビニに行くくらいなら、エアコンを24時間つけっぱなしにしたほうが安く、しかも快適に過ごせるでしょう。

逆に日中は出かけて家にいないことが多いという人は、しっかりとエアコンを切ってから出かけることをお勧めします。

できるだけエアコンの料金を安く済ませたいという人は、外出時間が30分を超えるかどうかを目安に、つけっぱなしにするか、こまめに入り切りするのかを考えるといいでしょう。

とはいえ、気持ちよく生活をするには、料金だけを考えていればいいというものではありません。

安達さんのように部屋の快適性を求めて、24時間つけっぱなしにするという選択肢があっても間違いとはいえないでしょう。

実際、帰宅後の部屋の暑さに不快感を抱く人は少なくありません。

また、エアコンを使うことを我慢して、家の中で熱中症になってしまう人も増えているようです。

快適な生活を重視するか、月に2千円ほどの料金を浮かせてほかのことに使うか…自分のライフスタイルに合わせて使うのが一番いいのかもしれません。

ダイキンの実験条件

ダイキンの検証実験が行われたのは、ほぼ同じ条件のマンション2部屋。エアコンの設定温度は26℃で、風量は自動運転に設定されています。

なお、消費電力量のグラフなどは、安達さんの生活リズムとは関係ありません。また、使用するエアコンや住んでいる家の構造、その日の気温など、条件によって結果が変わってくることもあります。

場所:大阪府大阪市
建物構造:鉄筋コンクリート造(14階建て)
築年月:2006年3月
部屋の広さ:約14畳、2階と3階の階違いの同じ間取りの部屋を使用
使用したエアコンの機種:『うるるとさらら R シリーズ』 AN40TRP-W 4.0kW(主に14畳用)
エアコン設定:冷房26℃、風量自動

出典
grapeダイキン工業「エアコン電気代比較実験」【ダイキン】

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