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海外で「売春婦」と呼ばれた日本人 差別の根本を語った言葉に気付かされる

By - grape編集部  公開:  更新:

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『人種が違う』というだけで起きる差別の歴史は古く、残念ながら現在でも根強く残っています。

誰もが被害者にも加害者にもなり得る人種差別。

人種間にかぎらず、差別そのものがなくならない理由や要因は、長い歴史の中で複雑に絡み合い、ひと言では簡単に説明できません。

しかし、尾添(@ozoekkk)さんがTwitterに投稿した体験談を読めば、差別問題解決のきっかけがつかめるのではないでしょうか。

『叔母と私と、人種差別の話』

日本から南欧に移住し、30年以上現地で暮らす叔母を持つ投稿者さん。

叔父の葬儀のため、叔母が暮らす南欧を訪ねた際、都市部のカフェで人種差別を目の当たりにしたといいます。

差別の根本にあるのは、孤独と未知の恐怖。

差別する人は、現実に向き合いもせず、軽蔑したり怯えさせたりすることで自分を守る臆病者。

海外で暮らす人たちが今以上に少なかったであろう時代から、異国の地で暮らしてきた叔母だからこそ、その言葉には重みがあります。

また、叔母は差別を許してはならない理由について、こうも語っていたのでした。

『生きる』ということは、社会や世界とつながり、支えあっていくこと。

人種や性に関する差別は特に許してはいけない。個性を否定することだから。

目の前にいる相手を知るということは、社会を知り、世界とつながる一歩目ともいえます。

『自分と違う』『自分の知らない現実』というだけで目をそらし、ましてや相手を否定し続けた先に、一体何が残り何が得られるというのでしょうか。

誰かと違うことは何も怖くないことだと、一人ひとりの内側から変えていかなきゃ進まない気がする。

自身が目の当たりにした差別をきっかけに、そう語る投稿者さん。

人種だけでなく、世の中には性的指向や性別、生まれ育った地域や職業など、数多くの差別が存在します。

「自分に差別は関係ない」と思っていても、現実に差別は起きていて、自分が気付かないだけでとても身近な問題です。

もしかしたら、知らないうちに差別を受け、または差別している可能性も。

「差別はいけない」と語るのは簡単なことですが、では実際に差別をなくすためにはどうすればいいのか…答えは自分の心の中にあるのではないでしょうか。

尾添さんのほかの作品はコチラから

現在、イラストレーターや漫画家として活躍している尾添さん。ほかの作品はInstagramやウェブサイトから見ることができます。ぜひ、ご覧ください。

ウェブサイト:戯曲キャンディ

Instagram:尾添(ozoek12)

出典
grape@ozoekkk

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