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料理研究家に「ウクライナの気持ちを考えろ」 その後の行動に「すごい」

By - grape編集部  公開:  更新:

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深刻化の一途をたどる、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻。

ロシアの軍事侵攻は、思わぬ方面に飛び火をし、自身のYouTubeチャンネルでロシア料理のレシピを投稿した料理研究家のリュウジ(@ore825)さんに、「ウクライナの気持ちを考えろ」などと、批判の声が寄せられる事態となっています。

しかし、料理のレシピと今回の軍事侵攻は、同列に考えるべきではありません。

事実、動画を見れば明らかなとおり、決してロシアの軍事侵攻を支援するような内容ではなく、リュウジさんに寄せられている批判の声に対して、疑問の声も目立ちます。

また、一部のネットニュースが批判の声を報じたことで、さらに動画の注目が増すことに。

そんな中、渦中の人物であるリュウジさんの『コメント』が反響を呼んでいます。

状況を逆手にとった発想に絶賛の声

YouTubeチャンネルの登録者数は200万人を超え、投稿した動画が数百万回再生されることも珍しくないリュウジさん。

しかし、今回のロシア料理の動画はこれまでとは違う意味で注目を集めており、それはリュウジさん自身、予想だにしなかった展開でしょう。

動画を投稿した翌日、リュウジさんは、自分の意図とは違う形で動画の再生数が増えている状況を受け、Twitterを更新。

そこには、こうつづられていました。

かなりの閲覧が予想されるので、この動画の広告収益を全額ウクライナに寄付することに決めました。

ore825 ーより引用

不本意な形ながらも、再生回数が増えている状況を逆手に取り、動画の広告収益を全額ウクライナに寄付すると発表したのです。

まさに逆転の発想といえるリュウジさんの行動は反響を呼び、擁護の声や称賛の声、さらに応援も数多く寄せられました。

・センシティブな問題かも知れませんが、正面から向き合う料理さんのリュウジを支持します。

・逆手にとって、正の方向にエネルギーを変えていくリュウジさん、すごい。

・料理に国境はない。再生回数に貢献します!

ロシアの軍事侵攻は決して静観できるものではなく、1日も早く平和な日々が訪れることを世界中の人々が願っていることでしょう。

また、ウクライナ国民を想うがゆえ、ロシアに対して敵意をもってしまう気持ちも一部理解できます。

しかし、料理も含め、ロシアに関係しているというだけで、すべてが否定され、また、差別されるべきではありません。

「おいしいロシア料理が排除される世界になりませんよう祈っています」ともつづっている、リュウジさん。

本当に批判すべきことは何か、また、なんのために声をあげるのか、その目的を見誤ってはいけません。

リュウジさんの行動は、多くの人が自分にできる正しい行動を何かを考えるきっかけにつながるはずです。

出典
grape【全額ウクライナ寄付動画】水ではなく「新玉ねぎ」で鶏をホロホロに煮込む究極の料理【鶏肉の無水バター煮】@ore825

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