妻の『今は亡き元夫』のフリをする、おじいさん　夫婦の姿に「涙が出た」「なんて温かい話」

妻を思うがゆえ、彼女の初恋の人だった、今は亡き兄のふりをしていた、おじいさん。

どれだけ自分が彼女を想っていても、おじいさんは妻の幸せを一番に願い「今は亡き兄の音色で、ワルツを聴かせてあげたい」とアンテン様に頼みました。

そして、妻はすべてを思い出したのです。初恋の人が奏でるワルツを聴きながら、今の夫と手を取り合い、笑顔で踊ったあの懐かしい日を。

彼女にとって幸せだったのは、今の夫と過ごした日々も同じ。直明の奏でる音で、再び『宏明と路子』は、あの日のようにワルツを踊ったのです。

人の温かさや、美しい夫婦愛を描いた作品は多くの人の心をつかみ、およそ４万回拡散されました。

漫画を通して多くの人が、老夫婦の姿から、「愛とは何か」を考えさせられたようです。

愛の本質とは、大切な人の幸せを心から願うことかもしれません。

『アンテン様の腹の中』単行本が発売中！

『アンテン様の腹の中』の単行本第２巻が、２０２２年７月４日に発売しました。

願いを叶える神様であるアンテン様と、人間たちを描いた、時には温かく、時にはダークなエピソードの数々が収録されています。

また、漫画アプリ『少年ジャンプ＋』では、オリジナル連載作品は一度に限り、全話を初回無料で読むことができるので、気になった人はチェックしてくださいね。

©夜諏河樹/集英社