もしヒートショックが起こったら? 政府が教える5つの手順とは By - grape編集部 公開:2024-12-12 更新:2024-12-12 冬注意喚起風呂 Share Tweet LINE ※写真はイメージ 寒さが厳しくなってきた、2024年12月現在。 冷めた身体を温めるために、シャワーの時間が長くなったり、湯船に浸かる機会が増えたりするという人は多いでしょう。 1日の疲れを取ることができる入浴ですが、事故につながる可能性があるのはご存じでしょうか。 入浴中の事故を防ぐために 入浴中の事故の1つに、ヒートショックがあります。 急な気温や室温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こることです。 冷え切った場所から温かい浴室や高温の湯船に入ると、急激な血圧の変化が起こり、とても危険だといいます。 ※写真はイメージ 衛生面や健康維持のために入浴は大切ですが、冬場では特に身体への影響を考慮しなければなりません。 冬場はさまざまな注意を払いながら入浴するようにしましょう。 お湯の温度は… 消防局の注意喚起に「知らなかった」「本当に怖い」 家族がお風呂で倒れていたら? 対策をしていても、事故が起こる可能性はゼロではありません。 もし、家族がお風呂で倒れていたり、ぐったりとしてしまった時に、どのような対応を取るべきかも知っておくとよいでしょう。 内閣府大臣官房政府広報室は、ウェブサイト『政府広報オンライン』にて、浴槽で倒れている人がいた時の、応急手当の手順や方法を紹介しています。 1.浴槽の栓を抜く。大声で助けを呼び、人を集める。 2.入浴者を浴槽から出せるようであれば救出する。出せないときは、ふたに上半身を乗せるなどして沈まないようにする。 3.直ちに救急車を要請する。 4.浴槽から出せた場合は、両肩をたたきながら声を掛け、反応があるか確認する。反応がない場合は呼吸を確認する。 5.呼吸がない場合には胸骨圧迫を開始し、救急車の到着まで続ける。人工呼吸ができるようであれば、胸骨圧迫30回、人工呼吸2回を繰り返す。 政府広報オンライン ーより引用 浴槽で倒れている家族を発見したら、まずは息ができる状態にするのが、最優先。 浴槽でおぼれないように、栓を抜いて、息ができる体勢を整えたら、すぐに救急車を要請しましょう。 もしも呼吸が止まっていた場合には、救急車の到着まで胸骨圧迫や人工呼吸を続けてください。 また、水蒸気やせっけんで滑りやすくなっているお風呂場は、危険が多い場所です。 浴槽で倒れている人だけではなく、助けようとしている家族もケガをするかもしれません。 浴槽から意識がない人を移動させるのは、腕力を必要とします。無理して動かすよりも、できる範囲で体勢を整えることが大切です。 「早く助けなければ」と焦る気持ちを抑えて、正しい手順で救助するようにしましょう。 出典grape/政府オンライン Share Tweet LINE
寒さが厳しくなってきた、2024年12月現在。
冷めた身体を温めるために、シャワーの時間が長くなったり、湯船に浸かる機会が増えたりするという人は多いでしょう。
1日の疲れを取ることができる入浴ですが、事故につながる可能性があるのはご存じでしょうか。
入浴中の事故を防ぐために
入浴中の事故の1つに、ヒートショックがあります。
急な気温や室温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こることです。
冷え切った場所から温かい浴室や高温の湯船に入ると、急激な血圧の変化が起こり、とても危険だといいます。
※写真はイメージ
衛生面や健康維持のために入浴は大切ですが、冬場では特に身体への影響を考慮しなければなりません。
冬場はさまざまな注意を払いながら入浴するようにしましょう。
お湯の温度は… 消防局の注意喚起に「知らなかった」「本当に怖い」
家族がお風呂で倒れていたら?
対策をしていても、事故が起こる可能性はゼロではありません。
もし、家族がお風呂で倒れていたり、ぐったりとしてしまった時に、どのような対応を取るべきかも知っておくとよいでしょう。
内閣府大臣官房政府広報室は、ウェブサイト『政府広報オンライン』にて、浴槽で倒れている人がいた時の、応急手当の手順や方法を紹介しています。
政府広報オンライン ーより引用
浴槽で倒れている家族を発見したら、まずは息ができる状態にするのが、最優先。
浴槽でおぼれないように、栓を抜いて、息ができる体勢を整えたら、すぐに救急車を要請しましょう。
もしも呼吸が止まっていた場合には、救急車の到着まで胸骨圧迫や人工呼吸を続けてください。
また、水蒸気やせっけんで滑りやすくなっているお風呂場は、危険が多い場所です。
浴槽で倒れている人だけではなく、助けようとしている家族もケガをするかもしれません。
浴槽から意識がない人を移動させるのは、腕力を必要とします。無理して動かすよりも、できる範囲で体勢を整えることが大切です。
「早く助けなければ」と焦る気持ちを抑えて、正しい手順で救助するようにしましょう。