製作者「もういいと信じます」 鬼滅コスプレ用のウィッグ、再現度の高さにネットが称賛 By - grape編集部 公開:2025-10-22 更新:2025-10-22 キャラクターコスプレコスプレイヤー週刊少年ジャンプ鬼滅の刃 Share Tweet LINE ・漫画のような立体感。 ・「いっ、いいなぁぁ!」って声が出た。 ・こんなに立体的に再現しているのすごすぎる。 ・すごい!天才か!?尊敬します。 2025年10月3日、X上で公開されたウィッグの写真が反響を呼び、このような声が上がっています。 話題となったのは、同月19日現在も全国各地で大ヒット上映中の映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』に登場する、あるキャラクターになりきれるウィッグでした。 一体、なんのキャラクターかというと…。 映画を観た人なら、もちろん分かるはず。そう、上弦の鬼である童磨をモチーフにしたウィッグです! 童磨を象徴する、白橡(しろつるばみ)色のロングヘアーが、ものの見事に表現されていますよね。 また頭頂部の、髪の一部とされている赤色と黒色からなる模様も、再現度が高いでしょう。 後ろ側から見てみると、ツンと尖った髪の先までもしっかりと作り込まれているのが、一目りょう然です。 製作者のこよみ(@96_nera)さんによれば、童磨は、原作を読んでいる頃から好きなキャラクターだったとか。 「もし彼が現実にいたらこうだろうな」と思える1枚を残したいという思いから、コスプレに挑戦したそうですよ。 こよみさんがウィッグを装着して撮影に臨んだ様子 また、こよみさんはXでウィッグの写真を公開する際、「いいのでは!?もういいと信じます」とコメントしていました。 製作者のこよみさんに、ウィッグについて詳しく聞いてみた grapeは、Xで注目の的となっているウィッグを生み出した、こよみさんを取材。 製作工程やこだわりのポイントなどについて、詳しく聞いてみました。 ――ウィッグを作るための材料を教えてください。 ウィッグは、コスプレ総合専門店『クラッセ』の『ウルトラボリューム ウルフ - ゴールド02』をベースに作っています。 また、後ろの髪の長い部分には『バンス80cm - ゴールド02』を使いました。 セット剤は、全体を大まかにセットする用に花王株式会社の『ケープ3Dエクストラキープ』を使用。 また毛先をまとめる際と、完成後の全体の仕上げとして、コスプレウィッグ専門店『アシストウィッグ』が販売する『カチカチくん ウィッグ専用ハードスプレー(以下、『カチカチくん』)』を吹きかけています。 ――製作の工程について教えてください。 髪の毛の根元にあえて逆毛を入れることで、ボリューム感を出す『ふかし』という加工方法があります。 もともとふかしが入っているウィッグでしたが、うねりが大きめだったので、表面に出る部分は設定温度220℃のワッフルアイロンで細かくふかしを重ねがけし、見た目がきれいになるよう整えました。 毛流れは原作やフィギュアを参考にしています。『ひと房毛束を取る、カットして大まかに毛流れを作る、セット剤を吹きかける、固めたい形に整えて手で押さえたままドライヤーの温風をかけて固定する』といった工程を繰り返しました。 スプレーを吹きかけるだけでは強度が弱いため、ドライヤーの使用が重要です。 ――頭頂部の模様は、どのように表現したのですか。 頭頂部の模様については布を使用しています。染色してしまうと再セットや洗浄が難しく、また発色面でも布のほうが見栄えがよかったので…。 布製にすることで取り外しや洗浄も容易になり、メンテナンス性も向上しました。 黒色と赤色の薄手のベロア生地を縫い合わせ、『カチカチくん』で頭部に接着しています。『カチカチくん』はセット剤ではありますが、粘度があるため接着剤としても使えました。 ――ウィッグを作る上で、もっともこだわった点があれば教えてください。 シルエットだけでも童磨だと分かるよう、毛束が大きく見えるように意識して製作しました。 また撮影当日は雨天でしたが、濡れてもシルエットが崩れないウィッグに仕上げられた点が自慢のポイントです。 材料の選定から手の込んだ製作工程まで、こよみさんの熱量がうかがえる、自作の『童磨ウィッグ』。 これほどまでにハイクオリティなアイテムが作れるのは、原作へのリスペクトや、キャラクターへの愛があってこそなのでしょう! ※本記事は投稿者様の許諾を得た上で掲載しております。 出典grape/@96_nera Share Tweet LINE
・漫画のような立体感。
・「いっ、いいなぁぁ!」って声が出た。
・こんなに立体的に再現しているのすごすぎる。
・すごい!天才か!?尊敬します。
2025年10月3日、X上で公開されたウィッグの写真が反響を呼び、このような声が上がっています。
話題となったのは、同月19日現在も全国各地で大ヒット上映中の映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』に登場する、あるキャラクターになりきれるウィッグでした。
一体、なんのキャラクターかというと…。
映画を観た人なら、もちろん分かるはず。そう、上弦の鬼である童磨をモチーフにしたウィッグです!
童磨を象徴する、白橡(しろつるばみ)色のロングヘアーが、ものの見事に表現されていますよね。
また頭頂部の、髪の一部とされている赤色と黒色からなる模様も、再現度が高いでしょう。
後ろ側から見てみると、ツンと尖った髪の先までもしっかりと作り込まれているのが、一目りょう然です。
製作者のこよみ(@96_nera)さんによれば、童磨は、原作を読んでいる頃から好きなキャラクターだったとか。
「もし彼が現実にいたらこうだろうな」と思える1枚を残したいという思いから、コスプレに挑戦したそうですよ。
こよみさんがウィッグを装着して撮影に臨んだ様子
また、こよみさんはXでウィッグの写真を公開する際、「いいのでは!?もういいと信じます」とコメントしていました。
製作者のこよみさんに、ウィッグについて詳しく聞いてみた
grapeは、Xで注目の的となっているウィッグを生み出した、こよみさんを取材。
製作工程やこだわりのポイントなどについて、詳しく聞いてみました。
――ウィッグを作るための材料を教えてください。
ウィッグは、コスプレ総合専門店『クラッセ』の『ウルトラボリューム ウルフ - ゴールド02』をベースに作っています。
また、後ろの髪の長い部分には『バンス80cm - ゴールド02』を使いました。
セット剤は、全体を大まかにセットする用に花王株式会社の『ケープ3Dエクストラキープ』を使用。
また毛先をまとめる際と、完成後の全体の仕上げとして、コスプレウィッグ専門店『アシストウィッグ』が販売する『カチカチくん ウィッグ専用ハードスプレー(以下、『カチカチくん』)』を吹きかけています。
――製作の工程について教えてください。
髪の毛の根元にあえて逆毛を入れることで、ボリューム感を出す『ふかし』という加工方法があります。
もともとふかしが入っているウィッグでしたが、うねりが大きめだったので、表面に出る部分は設定温度220℃のワッフルアイロンで細かくふかしを重ねがけし、見た目がきれいになるよう整えました。
毛流れは原作やフィギュアを参考にしています。『ひと房毛束を取る、カットして大まかに毛流れを作る、セット剤を吹きかける、固めたい形に整えて手で押さえたままドライヤーの温風をかけて固定する』といった工程を繰り返しました。
スプレーを吹きかけるだけでは強度が弱いため、ドライヤーの使用が重要です。
――頭頂部の模様は、どのように表現したのですか。
頭頂部の模様については布を使用しています。染色してしまうと再セットや洗浄が難しく、また発色面でも布のほうが見栄えがよかったので…。
布製にすることで取り外しや洗浄も容易になり、メンテナンス性も向上しました。
黒色と赤色の薄手のベロア生地を縫い合わせ、『カチカチくん』で頭部に接着しています。『カチカチくん』はセット剤ではありますが、粘度があるため接着剤としても使えました。
――ウィッグを作る上で、もっともこだわった点があれば教えてください。
シルエットだけでも童磨だと分かるよう、毛束が大きく見えるように意識して製作しました。
また撮影当日は雨天でしたが、濡れてもシルエットが崩れないウィッグに仕上げられた点が自慢のポイントです。
材料の選定から手の込んだ製作工程まで、こよみさんの熱量がうかがえる、自作の『童磨ウィッグ』。
これほどまでにハイクオリティなアイテムが作れるのは、原作へのリスペクトや、キャラクターへの愛があってこそなのでしょう!
※本記事は投稿者様の許諾を得た上で掲載しております。