いいこといっぱい!新習慣「秋の大掃除」を実践してみよう! By - 日本気象協会 tenki.jp 公開:2018-10-20 更新:2018-10-20 エアコン Share Tweet LINE 身も心も気ぜわしい年末。そのため大掃除の時間が取れなくて、なんとなくパパッとやって終わり……なんてことありませか? 特に寒い年末は水仕事が面倒なうえ、冷たい風にさらされながらの窓、庭・ベランダ掃除はとても辛いもの。 そうした意味でも秋にとり行う大掃除は、掃除に適した季節だからこそ、汚れをしっかり洗浄できる効果があります。さあ、年末まで待たずに、秋の好天!の週末に、いいこといっぱいの秋掃除にチャレンジしてみませんか? いいこといっぱい!秋掃除のメリット・1 窓を開けて風を室内に通すことができる気持ちのよい季節がやってきました。夏は部屋を閉め切って冷房をかけることが多いうえ、湿度が高いため、室内にカビ・バクテリア・雑菌が繁殖しやすい環境になっています。 こうした環境要因だけでなく、夏は人間自身も汗や老廃物を多く排出する季節ですので、ソファー、寝具、クッション、椅子、ラグ、床など、部屋の中のあらゆる個所に、汚れの“もと”が蓄積していることになります。 中でも、カビや雑菌は人の汗や、食事の食べかす、皮脂などの老廃物を餌にして繁殖し、繁殖の際にいや〜な臭いを放出します。夏の終わりからこの時季にかけて家の中の臭いが気になるご家庭では、もしかしたら、カビや雑菌が大量に発生しているかもしれません。 カビや雑菌を年末まで放置していると、取れにくくなってしまうことも! 秋に掃除をしないと夏のほこりが固まり、増殖したダニを放置することに それなのに、家の汚れをいつも通りの掃除で済ませていると、ラグマットやソファー、寝具などの繊維の奥深くまで雑菌が繁殖し、臭いの“もと”が取れにくくなったりします。 また、夏から秋にかけて大気が乾燥することで、家電の裏にたまったほこりや、床にこびりついた皮脂汚れが固まり、一度の拭き掃除程度では取れなくなってしまうこともあります。 ところで、夏に酷使したエアコンのフィルターを、みなさんはもうちゃんと掃除しましたか? 掃除していない方は、思った以上にほこりがたまっているでしょうし、放置しておくとカビが発生しやすい環境になるため、すぐに掃除してくださいね! 要は、夏の汚れを年末の大掃除まで放置していると、汚れがさらに落ちにくくなり、カビやダニの繁殖の温床を放置することになってしまうので、汚れが落ちやすい、掃除を効率よく進められる、年末の手間が減る……いった今の時季の大掃除がおすすめなのです。 いいこといっぱいの秋掃除のメリット・2 秋は大判布類を洗濯するチャンスです! カーテン、ラグマット、寝具などの洗濯は一日がかりの大仕事ですが、秋はこれらの大物布類を洗って乾かすのに最適な季節といえます。 これらの大判布類は、人の汗やフケなどをエサにするダニや雑菌の温床でもあるため、汚れを放置したままにしていると部屋の中にいやな臭いがこもったり、アレルギーを発症することもあります。つまり、大気が乾燥し始め、まだまだ気温の高い秋こそ、大判布類の洗濯に適している時季なのです。 例えば、レースのカーテンを洗濯機で洗うことにためらいがある方は、シワや縮みが生じないよう布に刺激を与えず、浴槽内にためたぬるま湯に洗浄液を溶かし、そこに1時間ほどつけてみましょう。驚くほど水が茶色くなり、汚れが浮き出てくるはずです。 その後も布には触らず、水のシャワーで洗浄液を洗い流していきましょう。洗浄液が落ちたら、浴槽のへりに濡れたカーテンを1〜2時間ほどかけて、水を落としましょう。 水がしたたらなくなったら、そのままいつものようにカーテンレールにかけてから窓を開けておけば、意外に早く乾きます。これならアイロンなどの手間も省けてお手軽ですね。 ※カーテンの布地によっては自宅で洗浄できませんのでご注意ください。 いいこといっぱいの秋掃除のメリット・3 寒い冬に無理してギックリ腰などにならないよう、秋に大掃除を済ませちゃいましょう! 年末は忙しく疲労もたまりやすい時季ですので、重いものを持ってギックリ腰になってしまった!という方も多いですね。 さらに年末は、仕事にも追われるうえに忘年会などのイベントがも重なり、胃腸も疲れやい時季です。それに加えて、年末は寒さによって体の筋肉も動きにくくなっています。ギックリ腰は体の疲労だけではなく、胃腸の疲労も原因になると言われていますが、年末年始にギックリ腰になるなんていやですよね。 こうした観点からも秋掃除を済ませておけば、年末に頑張って(無理して)大掃除をしなくても、最低限の手間で新しい年の神様をお迎えすることができますね。何より、気持ちのうえでも楽ですので、10月中の休日や好天日を見計らって、秋掃除にとりかかれば、気持ちのうえでもとてもスッキリするはずです。 ── いいこといっぱいの秋掃除……。 今年も残すところ3カ月になりました。秋におおかたの汚れを落とし、年末は日本の伝統にのっとっていつもより少し軽めに掃除をする……。こんなサイクルの2018年の大掃除プランを、ぜひ立ててみませんか! 関連記事 二十四節気「寒露」冷たい露を結ぶころとなりました(10月08日) 七十二候≪水始涸(みず はじめてかる)≫日本人とお米のうるわしく、愛おしい関係!(10月03日) 「神無月」は「神嘗月」!?季節はゆるりと物のあはれを感じる晩秋へ(10月01日) 出典いいこといっぱい!新習慣「秋の大掃除」を実践してみよう! Share Tweet LINE
身も心も気ぜわしい年末。そのため大掃除の時間が取れなくて、なんとなくパパッとやって終わり……なんてことありませか? 特に寒い年末は水仕事が面倒なうえ、冷たい風にさらされながらの窓、庭・ベランダ掃除はとても辛いもの。
そうした意味でも秋にとり行う大掃除は、掃除に適した季節だからこそ、汚れをしっかり洗浄できる効果があります。さあ、年末まで待たずに、秋の好天!の週末に、いいこといっぱいの秋掃除にチャレンジしてみませんか?
いいこといっぱい!秋掃除のメリット・1
窓を開けて風を室内に通すことができる気持ちのよい季節がやってきました。夏は部屋を閉め切って冷房をかけることが多いうえ、湿度が高いため、室内にカビ・バクテリア・雑菌が繁殖しやすい環境になっています。
こうした環境要因だけでなく、夏は人間自身も汗や老廃物を多く排出する季節ですので、ソファー、寝具、クッション、椅子、ラグ、床など、部屋の中のあらゆる個所に、汚れの“もと”が蓄積していることになります。
中でも、カビや雑菌は人の汗や、食事の食べかす、皮脂などの老廃物を餌にして繁殖し、繁殖の際にいや〜な臭いを放出します。夏の終わりからこの時季にかけて家の中の臭いが気になるご家庭では、もしかしたら、カビや雑菌が大量に発生しているかもしれません。
カビや雑菌を年末まで放置していると、取れにくくなってしまうことも!
秋に掃除をしないと夏のほこりが固まり、増殖したダニを放置することに
それなのに、家の汚れをいつも通りの掃除で済ませていると、ラグマットやソファー、寝具などの繊維の奥深くまで雑菌が繁殖し、臭いの“もと”が取れにくくなったりします。
また、夏から秋にかけて大気が乾燥することで、家電の裏にたまったほこりや、床にこびりついた皮脂汚れが固まり、一度の拭き掃除程度では取れなくなってしまうこともあります。
ところで、夏に酷使したエアコンのフィルターを、みなさんはもうちゃんと掃除しましたか? 掃除していない方は、思った以上にほこりがたまっているでしょうし、放置しておくとカビが発生しやすい環境になるため、すぐに掃除してくださいね!
要は、夏の汚れを年末の大掃除まで放置していると、汚れがさらに落ちにくくなり、カビやダニの繁殖の温床を放置することになってしまうので、汚れが落ちやすい、掃除を効率よく進められる、年末の手間が減る……いった今の時季の大掃除がおすすめなのです。
いいこといっぱいの秋掃除のメリット・2
秋は大判布類を洗濯するチャンスです!
カーテン、ラグマット、寝具などの洗濯は一日がかりの大仕事ですが、秋はこれらの大物布類を洗って乾かすのに最適な季節といえます。
これらの大判布類は、人の汗やフケなどをエサにするダニや雑菌の温床でもあるため、汚れを放置したままにしていると部屋の中にいやな臭いがこもったり、アレルギーを発症することもあります。つまり、大気が乾燥し始め、まだまだ気温の高い秋こそ、大判布類の洗濯に適している時季なのです。
例えば、レースのカーテンを洗濯機で洗うことにためらいがある方は、シワや縮みが生じないよう布に刺激を与えず、浴槽内にためたぬるま湯に洗浄液を溶かし、そこに1時間ほどつけてみましょう。驚くほど水が茶色くなり、汚れが浮き出てくるはずです。
その後も布には触らず、水のシャワーで洗浄液を洗い流していきましょう。洗浄液が落ちたら、浴槽のへりに濡れたカーテンを1〜2時間ほどかけて、水を落としましょう。
水がしたたらなくなったら、そのままいつものようにカーテンレールにかけてから窓を開けておけば、意外に早く乾きます。これならアイロンなどの手間も省けてお手軽ですね。
※カーテンの布地によっては自宅で洗浄できませんのでご注意ください。
いいこといっぱいの秋掃除のメリット・3
寒い冬に無理してギックリ腰などにならないよう、秋に大掃除を済ませちゃいましょう!
年末は忙しく疲労もたまりやすい時季ですので、重いものを持ってギックリ腰になってしまった!という方も多いですね。
さらに年末は、仕事にも追われるうえに忘年会などのイベントがも重なり、胃腸も疲れやい時季です。それに加えて、年末は寒さによって体の筋肉も動きにくくなっています。ギックリ腰は体の疲労だけではなく、胃腸の疲労も原因になると言われていますが、年末年始にギックリ腰になるなんていやですよね。
こうした観点からも秋掃除を済ませておけば、年末に頑張って(無理して)大掃除をしなくても、最低限の手間で新しい年の神様をお迎えすることができますね。何より、気持ちのうえでも楽ですので、10月中の休日や好天日を見計らって、秋掃除にとりかかれば、気持ちのうえでもとてもスッキリするはずです。
── いいこといっぱいの秋掃除……。
今年も残すところ3カ月になりました。秋におおかたの汚れを落とし、年末は日本の伝統にのっとっていつもより少し軽めに掃除をする……。こんなサイクルの2018年の大掃除プランを、ぜひ立ててみませんか!