駅の階段にある『赤色と黄色の謎』 人々から「もっと広まってほしい」の声 By - grape編集部 公開:2020-01-07 更新:2020-01-07 アイディア Share Tweet LINE 駅によっては、階段の先端の『段鼻』と呼ばれる部分にある赤色と黄色のマーク。 「なんのためにあるのか」と不思議に思うことがありませんか。 生まれつき目が悪く、3歳からメガネをかけている結月波瑠(@a0s4u0k2a1)さんの投稿から、その謎は解けます。 多くの人を助ける赤色と黄色の『階段識別マーク』 両目が別々の方向を見てしまう『斜視』と、見るものがぼやけてしまう『乱視』に悩まされている結月さん。階段を降りる際、手すりがあっても段が歪んで見えるため、距離感がつかめず何度も落ちそうになってきたといいます。 しかし、とある駅の階段にある『赤色と黄色のマーク』のおかげで、誰かの支えなしに1人でも降りられるようになったことをTwitterで報告。 次のように感謝の言葉をつづりました。 とある駅にあるこの目印。本当に感謝します。自分は斜視、乱視持ちなので、手すりがあっても階段が歪んで見えます。身内が居れば支えて貰えますが一人の時はそうもいきません。この目印があるだけで安心して歩けます。これが日本中の駅にあればどれだけ安心して階段が使えるか。分かって欲しいです。 pic.twitter.com/0m1H7WETMg — 結月波瑠 (@a0s4u0k2a1) 2020年1月2日 『赤色と黄色のマーク』は、『階段識別マーク』や『段差識別マーク』などの呼び方をされているもの。 段差が識別しづらい人にも見やすいよう、駅によってこちらのマークをペイントしたり同じデザインのシールを貼ったりしているのです。 結月さんの場合、赤色を確認しながら階段を下りているとのこと。 投稿には、「初めてこのマークの意味を知った」という声のほか「同じように斜視で段差が見えづらいので、本当にありがたい」「田舎にもつけてほしいです!」などの声も。 また「施工している側の人ですが、障がいを持っている方々のお役に立てているようで嬉しいです」というコメントも寄せられました。 『階段識別マーク』色の意味は? マークの中には、画像のように赤色と黄色だけでなく、マーク周りを黒色で囲っているものもあります。 ※写真はイメージ 赤・黄・黒色それぞれの役割について、マークのシールを販売している会社『ブライユ』は次のように説明しています。 様々な利用者に対応した配色 1.赤:高齢者の方が認識しやすい 2.黄色の周囲に黒色:白内障の方が認識しやすい 3.黄色:弱視の方が認識しやすい ブライユ ーより引用 斜視や乱視の人のほか、高齢者や白内障、弱視の人たちも見やすいように工夫されているようですね。 バリアフリー化が進み、マークを採用する駅が増えることを多くの人が願っています。 出典grape/@a0s4u0k2a1/ブライユ Share Tweet LINE
駅によっては、階段の先端の『段鼻』と呼ばれる部分にある赤色と黄色のマーク。
「なんのためにあるのか」と不思議に思うことがありませんか。
生まれつき目が悪く、3歳からメガネをかけている結月波瑠(@a0s4u0k2a1)さんの投稿から、その謎は解けます。
多くの人を助ける赤色と黄色の『階段識別マーク』
両目が別々の方向を見てしまう『斜視』と、見るものがぼやけてしまう『乱視』に悩まされている結月さん。階段を降りる際、手すりがあっても段が歪んで見えるため、距離感がつかめず何度も落ちそうになってきたといいます。
しかし、とある駅の階段にある『赤色と黄色のマーク』のおかげで、誰かの支えなしに1人でも降りられるようになったことをTwitterで報告。
次のように感謝の言葉をつづりました。
『赤色と黄色のマーク』は、『階段識別マーク』や『段差識別マーク』などの呼び方をされているもの。
段差が識別しづらい人にも見やすいよう、駅によってこちらのマークをペイントしたり同じデザインのシールを貼ったりしているのです。
結月さんの場合、赤色を確認しながら階段を下りているとのこと。
投稿には、「初めてこのマークの意味を知った」という声のほか「同じように斜視で段差が見えづらいので、本当にありがたい」「田舎にもつけてほしいです!」などの声も。
また「施工している側の人ですが、障がいを持っている方々のお役に立てているようで嬉しいです」というコメントも寄せられました。
『階段識別マーク』色の意味は?
マークの中には、画像のように赤色と黄色だけでなく、マーク周りを黒色で囲っているものもあります。
※写真はイメージ
赤・黄・黒色それぞれの役割について、マークのシールを販売している会社『ブライユ』は次のように説明しています。
ブライユ ーより引用
斜視や乱視の人のほか、高齢者や白内障、弱視の人たちも見やすいように工夫されているようですね。
バリアフリー化が進み、マークを採用する駅が増えることを多くの人が願っています。