小学校の校庭にヤンキー風の男子中学生が来て… 教員が対応すると? By - grape編集部 公開:2020-12-02 更新:2020-12-02 中学生先生小学校 Share Tweet LINE ※写真はイメージ 小学校教諭のぽんた(@Pontamama12345)さんは、ある日学校で起きたエピソードをTwitterに投稿。対応に反響が上がっています。 職員室で仕事をしていた、ぽんたさん。すると、事務職の人から声をかけられました。 「ぽんた先生…どこの子か分からない子が校庭にいます。対応できる人がほかに誰もいないので、お願いします」 校庭にいたのは、変形した学ランを着て眉毛のない大柄な中学生でした。 ぽんたさんは、「男性の先生が戻ってきたら、ヘルプをよろしく」と頼んで中学生に声をかけることに。 「おーい、まだ在校生がいる時間だから校庭に入ってきてはダメだよー!で、きみ、誰?」 すると、男子中学生は「なんだよ、教え子の顔を忘れたのかよ」と返してきました。 男子中学生は、ぽんたさんの教え子ではないものの、この小学校の卒業生だったのです。 ぽんたさんは、「直接は教えてないでしょ、同じ学年だったけど。3年前は声変わりしてなくて小柄で眉毛もあった○○くんだなんて、担任の△△先生でも分からないよ」と告げます。風貌は変わってしまったものの、男子中学生が小学校に通っていた時のことはしっかりと覚えていたのです。 小学校を訪れた理由をいわない男子中学生。「特に用がある訳じゃない」とはぐらかしていましたが、ぽんたさんは男子中学生に質問をしていきます。 「中学校、行ってる?その格好で校舎に入れてもらえてる?」 「給食は食べたの?」 「遅刻して給食に間に合わなくて食べ損ねた?」 どの質問にも回答しない男子中学生。 ぽんたさんは、その様子を見てこのように続けました。 「先生が残業用に買ってあるおにぎりがあるから、あげるよ。在校生に見られないように、こっちに来て食べなさい」 実は、ぽんたさんは「困った時は街をうろつくんじゃなくて小学校に来なさい」という言葉を、卒業生に贈っていたのです。 男子中学生は何もいいませんでしたが、困ったことがあったのでしょう。 とりとめない話をしたあと、男子中学生は中学校へ戻っていたといいます。 ぽんたさんは、「またおいでね。困った時じゃなくてもいいからさ」と声をかけて送りました。 空き(事務)時間「…ぽんた先生…どこの子か分からない子が校庭に」管理職ほか誰も居ないので対応して下さい、と事務職。 変形の学ラン。眉毛無し。大柄。男の先生が戻ってきたら、ヘルプよろしく。 「おーい、まだ在校生が居る時間だから校庭に入ってきてはダメだよー!で?きみ、誰?」 — ぽんた (@Pontamama12345) November 28, 2020 投稿を読んだ人たちからは、たくさんのコメントが寄せられていました。 ・男の子は、心が軽くなっただろうな。先生にしかできないことですね。 ・読んで涙が出てきました。心のよりどころがあってよかった。 ・心が温かくなった。こんな素敵な先生に出会いたかったです。 ・めちゃくちゃいい話。当事者じゃないけど感謝したい。 ぽんたさんが「その格好はダサすぎるよ」と男子中学生にいうと、初めて笑顔を見せたといいます。 男子中学生は、小学校を卒業したあと家庭の事情に悩んでいたものの、弱みを見せたくなく、虚勢を張っていたのだとか。しかし、それは本当の自分ではないことに、苦しんでいたようです。 「小学校で自分に戻れるなら、傷を癒せるなら、遠慮しないで。パックご飯と梅干しとインスタント味噌汁は常にストックがあるからね」と優しい言葉を送ったぽんたさん。 今回の対応について、「子供の居場所を作るのは市と、市の教育委員会の方針なので、私が特別なことをしたつもりはありません。ほかの教諭も同様のことをしたはずです」とコメントしています。 「居場所がある」ということだけでも、子供にとっては安心の材料となるでしょう。困った時に、手を差し伸べられるような環境を作りたいですね。 投稿全文はこちら 次のページへ 1 2 出典grape/@Pontamama12345 Share Tweet LINE
小学校教諭のぽんた(@Pontamama12345)さんは、ある日学校で起きたエピソードをTwitterに投稿。対応に反響が上がっています。
職員室で仕事をしていた、ぽんたさん。すると、事務職の人から声をかけられました。
「ぽんた先生…どこの子か分からない子が校庭にいます。対応できる人がほかに誰もいないので、お願いします」
校庭にいたのは、変形した学ランを着て眉毛のない大柄な中学生でした。
ぽんたさんは、「男性の先生が戻ってきたら、ヘルプをよろしく」と頼んで中学生に声をかけることに。
「おーい、まだ在校生がいる時間だから校庭に入ってきてはダメだよー!で、きみ、誰?」
すると、男子中学生は「なんだよ、教え子の顔を忘れたのかよ」と返してきました。
男子中学生は、ぽんたさんの教え子ではないものの、この小学校の卒業生だったのです。
ぽんたさんは、「直接は教えてないでしょ、同じ学年だったけど。3年前は声変わりしてなくて小柄で眉毛もあった○○くんだなんて、担任の△△先生でも分からないよ」と告げます。風貌は変わってしまったものの、男子中学生が小学校に通っていた時のことはしっかりと覚えていたのです。
小学校を訪れた理由をいわない男子中学生。「特に用がある訳じゃない」とはぐらかしていましたが、ぽんたさんは男子中学生に質問をしていきます。
「中学校、行ってる?その格好で校舎に入れてもらえてる?」
「給食は食べたの?」
「遅刻して給食に間に合わなくて食べ損ねた?」
どの質問にも回答しない男子中学生。
ぽんたさんは、その様子を見てこのように続けました。
「先生が残業用に買ってあるおにぎりがあるから、あげるよ。在校生に見られないように、こっちに来て食べなさい」
実は、ぽんたさんは「困った時は街をうろつくんじゃなくて小学校に来なさい」という言葉を、卒業生に贈っていたのです。
男子中学生は何もいいませんでしたが、困ったことがあったのでしょう。
とりとめない話をしたあと、男子中学生は中学校へ戻っていたといいます。
ぽんたさんは、「またおいでね。困った時じゃなくてもいいからさ」と声をかけて送りました。
投稿を読んだ人たちからは、たくさんのコメントが寄せられていました。
・男の子は、心が軽くなっただろうな。先生にしかできないことですね。
・読んで涙が出てきました。心のよりどころがあってよかった。
・心が温かくなった。こんな素敵な先生に出会いたかったです。
・めちゃくちゃいい話。当事者じゃないけど感謝したい。
ぽんたさんが「その格好はダサすぎるよ」と男子中学生にいうと、初めて笑顔を見せたといいます。
男子中学生は、小学校を卒業したあと家庭の事情に悩んでいたものの、弱みを見せたくなく、虚勢を張っていたのだとか。しかし、それは本当の自分ではないことに、苦しんでいたようです。
「小学校で自分に戻れるなら、傷を癒せるなら、遠慮しないで。パックご飯と梅干しとインスタント味噌汁は常にストックがあるからね」と優しい言葉を送ったぽんたさん。
今回の対応について、「子供の居場所を作るのは市と、市の教育委員会の方針なので、私が特別なことをしたつもりはありません。ほかの教諭も同様のことをしたはずです」とコメントしています。
「居場所がある」ということだけでも、子供にとっては安心の材料となるでしょう。困った時に、手を差し伸べられるような環境を作りたいですね。
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