子供にヘルプマークを奪われそうになった女性 母親の発した言葉に「怖すぎる」「ゾッとした」 By - grape編集部 公開:2022-06-07 更新:2022-06-07 子ども親子 Share Tweet LINE 外出中、他人のバッグなどに十字マークとハートマークが描かれたストラップ状のアイテムを目にしたことはありませんか。 このアイテムは、2012年から配布が開始された『ヘルプマーク』。 難病や内部障害などの、外見からは分からない疾患を持っている人が身に着けており、配慮や援助を視覚的に伝える役割があります。 配布開始からおよそ10年が経ち、ヘルプマークは少しずつ認知されるようになってきました。それでも、意味を知らない人は少なくないのだとか。 子連れ「そのストラップ、うちの子にちょうだい」 Twitterに体験談を投稿したのは、ヘルプマークのユーザーである女性。 ある日、女性はいつものように、ヘルプマークをバッグに付けて外出をしていました。すると、突然ヘルプマークを見知らぬ子供に引っ張られたのだといいます。 強い力で引っ張られたため、ヘルプマークのストラップの部分は壊れてしまい、そのまま子供に取られてしまう展開に。 その様子を見ていた子供の母親は、我が子を止めて謝罪をするのではなく、女性に向かってこういいました。 「子供が欲しがってるんだから、そっちもちょうだい」 あろうことか、母親は女性が持っていたヘルプマークを奪おうとしてきたのです。 普通であれば、急いで子供の行為を謝罪し、引きちぎったストラップを返却するのが親として正しい行動のはず。 「うちの子が好きな色なんだから」と迫る母親の行動に面くらいながらも、女性は手元のヘルプマークを奪われないように抵抗。 あまりの恐怖感に、その場から速やかに立ち去ることを優先し、なんとかヘルプマークの本体は守り抜いたといいます。 その後、女性は「このヘルプマークと同じ種類の物を探しています」とTwitterに投稿。 このタイプのヘルプマークは配布が終了していたものの、幸い、投稿を読んだ親切な人が譲ってくれることになりました。 ヘルプマークを奪おうとした親子に、「怖い」の声 先述したように、ヘルプマークは視覚的に見えない病気などで困っている人が、生活を送るうえで必要としているアイテム。 また、子供とその母親の行動は、たとえ欲しがっているのがヘルプマークでなかったとしても、常識に欠けているといえるでしょう。 投稿を読んだ人からは、被害に遭った女性を気遣う声や、親子の行動に苦言を呈す声が上がりました。 ・何その親、怖すぎる…。子供も将来どんな子に育つのかが心配。 ・知らない人がいなくなるくらいに、ヘルプマークの認知が世間に広まってほしい。 ・ゾッとした。そこをしっかりと怒って諭すのが親なのに…。 親子がヘルプマークについて知らなかった可能性もあることから、ヘルプマークを所持している人からは「もっと認知されてほしい」という声も。 困っている人を視覚的に認識しやすくなると、周囲の人も事情を察しやすく、何かあった時は行動に移しやすいもの。 ヘルプマークを所持している人たちが安心して街を歩くことができる社会になることを、多くの人が祈っています。 ※掲載許可はいただいておりますが、投稿者様のご希望により匿名にしております。 出典grape Share Tweet LINE
外出中、他人のバッグなどに十字マークとハートマークが描かれたストラップ状のアイテムを目にしたことはありませんか。
このアイテムは、2012年から配布が開始された『ヘルプマーク』。
難病や内部障害などの、外見からは分からない疾患を持っている人が身に着けており、配慮や援助を視覚的に伝える役割があります。
配布開始からおよそ10年が経ち、ヘルプマークは少しずつ認知されるようになってきました。それでも、意味を知らない人は少なくないのだとか。
子連れ「そのストラップ、うちの子にちょうだい」
Twitterに体験談を投稿したのは、ヘルプマークのユーザーである女性。
ある日、女性はいつものように、ヘルプマークをバッグに付けて外出をしていました。すると、突然ヘルプマークを見知らぬ子供に引っ張られたのだといいます。
強い力で引っ張られたため、ヘルプマークのストラップの部分は壊れてしまい、そのまま子供に取られてしまう展開に。
その様子を見ていた子供の母親は、我が子を止めて謝罪をするのではなく、女性に向かってこういいました。
「子供が欲しがってるんだから、そっちもちょうだい」
あろうことか、母親は女性が持っていたヘルプマークを奪おうとしてきたのです。
普通であれば、急いで子供の行為を謝罪し、引きちぎったストラップを返却するのが親として正しい行動のはず。
「うちの子が好きな色なんだから」と迫る母親の行動に面くらいながらも、女性は手元のヘルプマークを奪われないように抵抗。
あまりの恐怖感に、その場から速やかに立ち去ることを優先し、なんとかヘルプマークの本体は守り抜いたといいます。
その後、女性は「このヘルプマークと同じ種類の物を探しています」とTwitterに投稿。
このタイプのヘルプマークは配布が終了していたものの、幸い、投稿を読んだ親切な人が譲ってくれることになりました。
ヘルプマークを奪おうとした親子に、「怖い」の声
先述したように、ヘルプマークは視覚的に見えない病気などで困っている人が、生活を送るうえで必要としているアイテム。
また、子供とその母親の行動は、たとえ欲しがっているのがヘルプマークでなかったとしても、常識に欠けているといえるでしょう。
投稿を読んだ人からは、被害に遭った女性を気遣う声や、親子の行動に苦言を呈す声が上がりました。
・何その親、怖すぎる…。子供も将来どんな子に育つのかが心配。
・知らない人がいなくなるくらいに、ヘルプマークの認知が世間に広まってほしい。
・ゾッとした。そこをしっかりと怒って諭すのが親なのに…。
親子がヘルプマークについて知らなかった可能性もあることから、ヘルプマークを所持している人からは「もっと認知されてほしい」という声も。
困っている人を視覚的に認識しやすくなると、周囲の人も事情を察しやすく、何かあった時は行動に移しやすいもの。
ヘルプマークを所持している人たちが安心して街を歩くことができる社会になることを、多くの人が祈っています。
※掲載許可はいただいておりますが、投稿者様のご希望により匿名にしております。