動物にエサをやれる施設 飼育員からのメッセージに「大切なこと」「客だから何してもいいわけじゃないよね」 By - grape編集部 公開:2022-08-06 更新:2022-08-06 ヒツジ大阪看板 Share Tweet LINE 大阪府堺市にある『堺・緑のミュージアム ハーベストの丘』を訪れた、ハミィ(@hamichan831)さん。 同施設では、さまざまな遊具で遊んだり、花を見たりできるほか、ヒツジなどの動物を飼育しており、エサやりを体験することが可能です。 ハミィさんは、ヤギと触れ合えるコーナーを訪れた際、素敵な掲示物を発見したといいます。 その写真がこちら。 (掲示物:左) おねがい お客様から人気のある子ヒツジさんですが、最近子ヒツジにエサをあげたいあまりに、お母さんヒツジに向かってイジワルをしたり、暴言を吐いたりするかたがいます。 私たち飼育員からすれば、みんなかわいい子たちです。 子ヒツジをかわいいと思ってくださるのは嬉しいことなのですが、どうかお母さんヒツジたちにも同じように優しく接してあげてください。 お子さまもみていますよ…。 むしろ、出産後のお母さんは栄養をとらなくてはならないのです! (掲示物:右) 「くさい」「かわいそう」 「コイツ」「オマエ」 「メーメーうるさい」 「アホちゃう?」「エサもらってへんのちゃう?」 「飼育員さんに怒られんで?」 飼育員は地獄耳です。 お客様の発言は大体聞こえています。 動物に対してこのような言葉を発せられますと、飼育員は傷付きます。 365日、どんな日でも毎日愛情をもってお世話をしています。優しい言葉で接してあげてください。 また、ふれあい広場でお約束を守れなかったお子さまに対して「飼育員さんに怒られるで」ではなく、『なぜだめなのか』を伝えていただきたいと思います。 よろしくお願いいたします。 すごくステキな掲示物とおもった。 pic.twitter.com/sYjd3hbDSm — ハミィ (@hamichan831) August 1, 2022 左側に掲示してあった内容は、「母ヒツジにイジワルをしないで」という内容でした。 エサやり体験で、母ヒツジではなく、子ヒツジにエサをあげたい人がいるのでしょう。 しかし、ずっとヒツジたちを世話している飼育員にとっては、どの子も我が子のようにかわいいもの。 「母ヒツジに対しても、同じように優しく接してほしい」と呼びかけたのでした。 右側の掲示物に書かれていた内容は「うるさい」「くさい」など、ヒツジに対する暴言が、飼育員の耳には届いているということ。 また、動物と触れ合う上で守るべきルールについて、保護者から子供にきちんと説明してほしいという内容でした。 飼育員としては、「動物との触れ合いを楽しんでほしい」という想いがあるはず。 しかし、触れ合いの場が楽しいものであるためには、体験する側がルールやマナーを守ることが必要ですよね。 この投稿には、さまざまな声が寄せられました。 ・こんな風に毅然(きぜん)とした態度で客に接する施設は、動物のことをちゃんと守ってくれているんだなと感じます。 ・他人のペットに対しては行なえないようなことを、動物園では平気でする人っていますよね。同じ動物だし、愛情をもって育てている人がいるのは忘れてはいけない。 ・お金を払っているから何をしてもいいわけではないよね。とても大切なメッセージだと思う。 ・ただ触れ合うだけじゃなく、大切なことを学べるのが、動物ふれあい体験のいいところですよね。 ハミィさんは、「動物たちを大切にしている素敵な施設だった。機会があればぜひ足を運んでみてほしい」ともつづっています。 近隣に住んでいる人や、大阪府へ遊びに行く予定がある人は、同施設に立ち寄ってみてはいかがですか。 出典grape/@hamichan831 Share Tweet LINE
大阪府堺市にある『堺・緑のミュージアム ハーベストの丘』を訪れた、ハミィ(@hamichan831)さん。
同施設では、さまざまな遊具で遊んだり、花を見たりできるほか、ヒツジなどの動物を飼育しており、エサやりを体験することが可能です。
ハミィさんは、ヤギと触れ合えるコーナーを訪れた際、素敵な掲示物を発見したといいます。
その写真がこちら。
(掲示物:左)
おねがい
お客様から人気のある子ヒツジさんですが、最近子ヒツジにエサをあげたいあまりに、お母さんヒツジに向かってイジワルをしたり、暴言を吐いたりするかたがいます。
私たち飼育員からすれば、みんなかわいい子たちです。
子ヒツジをかわいいと思ってくださるのは嬉しいことなのですが、どうかお母さんヒツジたちにも同じように優しく接してあげてください。
お子さまもみていますよ…。
むしろ、出産後のお母さんは栄養をとらなくてはならないのです!
(掲示物:右)
「くさい」「かわいそう」
「コイツ」「オマエ」
「メーメーうるさい」
「アホちゃう?」「エサもらってへんのちゃう?」
「飼育員さんに怒られんで?」
飼育員は地獄耳です。
お客様の発言は大体聞こえています。
動物に対してこのような言葉を発せられますと、飼育員は傷付きます。
365日、どんな日でも毎日愛情をもってお世話をしています。優しい言葉で接してあげてください。
また、ふれあい広場でお約束を守れなかったお子さまに対して「飼育員さんに怒られるで」ではなく、『なぜだめなのか』を伝えていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
左側に掲示してあった内容は、「母ヒツジにイジワルをしないで」という内容でした。
エサやり体験で、母ヒツジではなく、子ヒツジにエサをあげたい人がいるのでしょう。
しかし、ずっとヒツジたちを世話している飼育員にとっては、どの子も我が子のようにかわいいもの。
「母ヒツジに対しても、同じように優しく接してほしい」と呼びかけたのでした。
右側の掲示物に書かれていた内容は「うるさい」「くさい」など、ヒツジに対する暴言が、飼育員の耳には届いているということ。
また、動物と触れ合う上で守るべきルールについて、保護者から子供にきちんと説明してほしいという内容でした。
飼育員としては、「動物との触れ合いを楽しんでほしい」という想いがあるはず。
しかし、触れ合いの場が楽しいものであるためには、体験する側がルールやマナーを守ることが必要ですよね。
この投稿には、さまざまな声が寄せられました。
・こんな風に毅然(きぜん)とした態度で客に接する施設は、動物のことをちゃんと守ってくれているんだなと感じます。
・他人のペットに対しては行なえないようなことを、動物園では平気でする人っていますよね。同じ動物だし、愛情をもって育てている人がいるのは忘れてはいけない。
・お金を払っているから何をしてもいいわけではないよね。とても大切なメッセージだと思う。
・ただ触れ合うだけじゃなく、大切なことを学べるのが、動物ふれあい体験のいいところですよね。
ハミィさんは、「動物たちを大切にしている素敵な施設だった。機会があればぜひ足を運んでみてほしい」ともつづっています。
近隣に住んでいる人や、大阪府へ遊びに行く予定がある人は、同施設に立ち寄ってみてはいかがですか。