『剥がれた点字ブロック』を発見した男性 通報した翌日?「広まるべき」「知らなかった!」 By - grape編集部 公開:2025-05-18 更新:2025-05-18 LINE視覚障害道路障がい障がい者 Share Tweet LINE 都会を中心に、現代は人と人のつながりが希薄化しているといいます。 しかし、いつの時代も社会は人々が協力することによって、成り立っています。誰もが間接的に人を助けていると同時に、いろんな人に支えられていることでしょう。 『点字ブロックの破損』を国土交通省に通報したら… 2025年5月、Xに1枚の写真を投稿したのは、東京都世田谷区にある『ネガティブカフェ&バー モリオウチ』のXアカウント(@NEGATIVECAFEBAR)。 投稿者さんが、いつも利用している道を歩いていたところ、路上の点字ブロックが激しく破損していることに気付いたといいます。 いわずもがな、これでは目が不自由な人がここを通った時、進路が分からなくなってしまいます。最悪の場合、転倒してしまうかもしれません。 「自分には問題がなくとも、視覚障がい者が大けがをする可能性がある」と危機感を覚えた、投稿者さん。 メッセージツール『LINE』で、国土交通省の道路異状の通報サービスを使い、報告することにしました。 その翌日、同じ場所を通りがかると…!? 翌日、「もし、すぐに修理されないようなら、改めて警察や役所に報告しよう」と思いながら、同じ場所を通った投稿者さん。 しかし、目に飛び込んできた光景に、驚いてしまいます。なぜならば、たった1日で該当する点字ブロックが撤去されていたのですから! きっと、『視覚障がい者がつまずき、転倒してしまう』という最悪のケースを防ぐべく、取り急ぎ破損した部分のみ剥がしたのでしょう。 まだ修復はされていないものの、『LINE』での通報を受け、国土交通省が速やかに対応してくれたことが分かります。 あまりの仕事の早さに驚くと同時に、感動したという投稿者さん。今回の出来事を経て、このように想いを明かしました。 ここまで剥げるには結構日数がかかったと思うから、今まで誰も通報していなかったってことだよね。 僕自身も、毎日ここを通っているはずなのに、まったく意識をしていなくて、一昨日やっと気付いた。 障がい者の人には、危険なことや不便なことが街にたくさんあるのに、健常者が日頃いかに気付いていないかを思い知らされた。 投稿者さんの親切心と、国土交通省の迅速な対応に、ネットからは称賛する声が続出。 「そんなサービスがあるだなんて、知らなかった!」や「これは広まるべき情報。行政もすべてを把握できないし、通報があると助かるよね」といった声が寄せられました。 外出中に道路異状を発見したら『道路緊急ダイヤル』 2024年6月から開始した、国土交通省の『LINE』を使った道路異状の通報サービス。 路面や路肩の異状を始め、落下物や、今回のように点字ブロックの破損などを発見した際、『LINE』を通して報告を行えば、速やかに対応してもらうことができます。 『国土交通省道路緊急ダイヤル』を『友達に追加』し、アナウンスに従って場所などの情報を提供するだけでOK。私有地を除き、全国の道路が対象となっています。 なお、『LINE』を使っていない人は、電話で『#9910』にかければ、『道路緊急ダイヤル』へ24時間いつでも通報することができます。 破損などの異状を放置しておくと、大きな事故につながる可能性も。一人ひとりの行動によって、命が守られるはずです。 出典grape/@NEGATIVECAFEBAR Share Tweet LINE
都会を中心に、現代は人と人のつながりが希薄化しているといいます。
しかし、いつの時代も社会は人々が協力することによって、成り立っています。誰もが間接的に人を助けていると同時に、いろんな人に支えられていることでしょう。
『点字ブロックの破損』を国土交通省に通報したら…
2025年5月、Xに1枚の写真を投稿したのは、東京都世田谷区にある『ネガティブカフェ&バー モリオウチ』のXアカウント(@NEGATIVECAFEBAR)。
投稿者さんが、いつも利用している道を歩いていたところ、路上の点字ブロックが激しく破損していることに気付いたといいます。
いわずもがな、これでは目が不自由な人がここを通った時、進路が分からなくなってしまいます。最悪の場合、転倒してしまうかもしれません。
「自分には問題がなくとも、視覚障がい者が大けがをする可能性がある」と危機感を覚えた、投稿者さん。
メッセージツール『LINE』で、国土交通省の道路異状の通報サービスを使い、報告することにしました。
その翌日、同じ場所を通りがかると…!?
翌日、「もし、すぐに修理されないようなら、改めて警察や役所に報告しよう」と思いながら、同じ場所を通った投稿者さん。
しかし、目に飛び込んできた光景に、驚いてしまいます。なぜならば、たった1日で該当する点字ブロックが撤去されていたのですから!
きっと、『視覚障がい者がつまずき、転倒してしまう』という最悪のケースを防ぐべく、取り急ぎ破損した部分のみ剥がしたのでしょう。
まだ修復はされていないものの、『LINE』での通報を受け、国土交通省が速やかに対応してくれたことが分かります。
あまりの仕事の早さに驚くと同時に、感動したという投稿者さん。今回の出来事を経て、このように想いを明かしました。
ここまで剥げるには結構日数がかかったと思うから、今まで誰も通報していなかったってことだよね。
僕自身も、毎日ここを通っているはずなのに、まったく意識をしていなくて、一昨日やっと気付いた。
障がい者の人には、危険なことや不便なことが街にたくさんあるのに、健常者が日頃いかに気付いていないかを思い知らされた。
投稿者さんの親切心と、国土交通省の迅速な対応に、ネットからは称賛する声が続出。
「そんなサービスがあるだなんて、知らなかった!」や「これは広まるべき情報。行政もすべてを把握できないし、通報があると助かるよね」といった声が寄せられました。
外出中に道路異状を発見したら『道路緊急ダイヤル』
2024年6月から開始した、国土交通省の『LINE』を使った道路異状の通報サービス。
路面や路肩の異状を始め、落下物や、今回のように点字ブロックの破損などを発見した際、『LINE』を通して報告を行えば、速やかに対応してもらうことができます。
『国土交通省道路緊急ダイヤル』を『友達に追加』し、アナウンスに従って場所などの情報を提供するだけでOK。私有地を除き、全国の道路が対象となっています。
なお、『LINE』を使っていない人は、電話で『#9910』にかければ、『道路緊急ダイヤル』へ24時間いつでも通報することができます。
破損などの異状を放置しておくと、大きな事故につながる可能性も。一人ひとりの行動によって、命が守られるはずです。