寒い季節になると温かい麺を食べたくなりますよね。
うどんや蕎麦もいいですが、今回ご紹介するのは『温麺(うーめん)』。
白石温麺(しろいしうーめん)とも呼ばれています。
素麺と同じく、熱くしても冷たくしてもおいしく頂ける、宮城県白石市の特産品です。
白石温麺と『きちみ製麺』
宮城県白石市にある『きちみ製麺』は、白石温麺やうどん、そば、素麺などの販売を手掛けている会社です。
白石温麺の由来は今から400年前。
「味右衛門」という若者が、油を使用せずに作った麺を父に食べさせたところ、父の胃病が治ったそう。
その話が殿である片倉小十郎に伝わり、味右衛門の温かい心をたたえて「温麺」と言う名を名付け、地場産品として奨励したという話があります。
吉見家は片倉小十郎に長い間仕えていた事から、片倉家の旗印であるつりがねを商標としてお許しいただいたそうです。(現社長は15代目)
昔から白石温麺に深い関わりを持っているんですね。
白石温麺の特徴って?
実は、普通の素麺は麺を延ばす時に食用油を使っているそうです。
白石温麺の特徴は、先に述べたように油を使っていないという事。
そのため消化にもよく胃にも優しい麺なのだそう。
添加物も使っていないので、子供からお年寄りまで安心して食べることができます。
普通の素麺よりも麺が太く短いため、麺の味をしっかりと感じられるし、茹でやすいという特徴もあります。
ぜひ違いを味わってみて下さい。
次ページ:白石温麺にもいろいろな種類が!