妻を追い詰めた、夫のひと言 「余計に追い込まれる、恐ろしい言葉」 By - grape編集部 公開:2019-03-10 更新:2019-03-10 子育て Share Tweet LINE 「お母さんのイライラは赤ちゃんにも伝わるから、優しい気持ちで接してね」 幼い子どもを育てる親にとって、聞き慣れた言葉の1つではないでしょうか。 また、ネガティブな感情を落ち着かせるため、自分自身にそういい聞かせている人も、中にはいることでしょう。 アドバイスのように思えるこの言葉。しかし、時に「呪いの言葉」にもなると、まめきち(@mamekichi0625)さんはいいます。 そう語る理由は、自身の経験からくるものでした。 子育て中、夫のひと言で追い込まれた妻 当時、子育てで体力的にも精神的にも限界を迎えつつあった、まめきちさん。なかなか寝てくれない我が子に、苛立ちを隠せなくなっていました。 頭の中では「言葉も分からない赤ちゃんに苛立っても、仕方がない」と冷静なものの、口からは「なんで?」「うるさい」という言葉が出てしまいます。 すると、そんなまめきちさんを見た夫が、かけた言葉は…。 お母さんのイライラは赤ちゃんに伝わるから優しい気持ちで接してね。って一見穏やかなアドバイス・声かけの定番だけど、産後鬱や鬱になりかけの状態で言われると退路を断たれるというか、余計に追い込まれる恐ろしい言葉だと思う。 pic.twitter.com/bE8Lshxcju — まめきち (@mamekichi0625) March 8, 2019 「母親のイライラは、赤ちゃんにも伝わるよ」 「きみがゆったりした気持ちで接したら、赤ちゃんも落ち着くはず」 夫はアドバイスのつもりでいった言葉だったとしても、当時のまめきちさんにとっては、精神的に追い詰められるものでしかありませんでした。 まめきちさんは、「人によって違う」としつつも、当時の心境を振り返り「自分の場合、せめてパートナーにはいわないでほしい言葉だったりする」と語ります。 また、身近な人の言葉だからこそ「より一層どうしようもない、八方塞がりな気持ちになる」とも。 まめきちさんの漫画を読んだ人からは、「こんな言葉もつらかった」といったコメントが目立ちます。 ・「なんでお母さんなのに分からないの?」という言葉も、やめてほしいてす。この子のお母さんになったばかりなのに、分からないよ。 ・「育てやすい子だね」も、つらかったです。私にとったら、すべてが手探りで、常に「これで、いいのか?」と自問自答。愚痴や弱音も吐けませんでした。 まめきちさんがいうように、子育て中の心身の状態は、人によってさまざまです。「赤ちゃんにもイライラが伝わる」といった言葉を、ポジティブに受け取る人もいることでしょう。 しかし、いった側にとってはささいなひと言であっても、子育てに悪戦苦闘している親からしてみると、心の余裕を奪うひと言に感じられることも。 私たち一人ひとりが、その事実を知っておくべきなのかもしれません。 そして、親の苦労や悩みに共感してあげること。そうすれば、かけるべき言葉や自分がすべきことが、自然と見つかるのではないでしょうか。 出典grape/@mamekichi0625 Share Tweet LINE
「お母さんのイライラは赤ちゃんにも伝わるから、優しい気持ちで接してね」
幼い子どもを育てる親にとって、聞き慣れた言葉の1つではないでしょうか。
また、ネガティブな感情を落ち着かせるため、自分自身にそういい聞かせている人も、中にはいることでしょう。
アドバイスのように思えるこの言葉。しかし、時に「呪いの言葉」にもなると、まめきち(@mamekichi0625)さんはいいます。
そう語る理由は、自身の経験からくるものでした。
子育て中、夫のひと言で追い込まれた妻
当時、子育てで体力的にも精神的にも限界を迎えつつあった、まめきちさん。なかなか寝てくれない我が子に、苛立ちを隠せなくなっていました。
頭の中では「言葉も分からない赤ちゃんに苛立っても、仕方がない」と冷静なものの、口からは「なんで?」「うるさい」という言葉が出てしまいます。
すると、そんなまめきちさんを見た夫が、かけた言葉は…。
「母親のイライラは、赤ちゃんにも伝わるよ」
「きみがゆったりした気持ちで接したら、赤ちゃんも落ち着くはず」
夫はアドバイスのつもりでいった言葉だったとしても、当時のまめきちさんにとっては、精神的に追い詰められるものでしかありませんでした。
まめきちさんは、「人によって違う」としつつも、当時の心境を振り返り「自分の場合、せめてパートナーにはいわないでほしい言葉だったりする」と語ります。
また、身近な人の言葉だからこそ「より一層どうしようもない、八方塞がりな気持ちになる」とも。
まめきちさんの漫画を読んだ人からは、「こんな言葉もつらかった」といったコメントが目立ちます。
・「なんでお母さんなのに分からないの?」という言葉も、やめてほしいてす。この子のお母さんになったばかりなのに、分からないよ。
・「育てやすい子だね」も、つらかったです。私にとったら、すべてが手探りで、常に「これで、いいのか?」と自問自答。愚痴や弱音も吐けませんでした。
まめきちさんがいうように、子育て中の心身の状態は、人によってさまざまです。「赤ちゃんにもイライラが伝わる」といった言葉を、ポジティブに受け取る人もいることでしょう。
しかし、いった側にとってはささいなひと言であっても、子育てに悪戦苦闘している親からしてみると、心の余裕を奪うひと言に感じられることも。
私たち一人ひとりが、その事実を知っておくべきなのかもしれません。
そして、親の苦労や悩みに共感してあげること。そうすれば、かけるべき言葉や自分がすべきことが、自然と見つかるのではないでしょうか。