電車内で騒ぐ子ども 近くにいた男性が発した『ひと言』に、静まり返る By - grape編集部 公開:2019-08-10 更新:2019-08-10 子ども電車 Share Tweet LINE ※ 写真はイメージ 電車の中で、騒ぐ子ども…。 車内を走り回ったり、大声を出したりしている子どもを叱りながら、肩身の狭い思いをする親は少なからずいます。 Twitterに投稿された、電車内で騒ぐ子どもに対する対処法が「素晴らしい!」と反響を呼んでいます。 電車で騒ぐ子ども 一連の出来事を投稿したのは、農業研究者の@ShinShinoharaさん。 ある日、投稿者さんは、電車内で騒いでいる子どもの姿を目にします。 「シーッ!静かにして」という母親に対し、子どもはテンションが上がってしまっているのか、聞く耳を持たず…。周囲の人からは、「静かにしろよ」といわんばかりの険悪な雰囲気が漂い始めたといいます。 周りから漂う無言の圧を感じ取った母親が恐縮し、必死に子どもを静かにさせようとするも、状況は変わりません。 そこで、投稿者さんは子どもに近付き、こう声をかけました。 「楽しいところ、ごめんな。実はな、電車の中には、疲れてるおじさんがたくさんおってな。ちょっと眠りたいんで、少し静かにしてくれると助かる。悪いな」 ※写真はイメージ 投稿者さんが落ち着いた声でそう頼むと、子どもはビックリしながらもうなずき、それ以降騒ぐことをやめて静かになりました。 投稿者さんが電車を降りる際に、もう一度「ありがとうな。よう静かにしてくれたな」と声をかけたところ、子どもはうなずいてくれたといいます。 電車の中で子どもが大騒ぎ。お母さんは必死に「シーッ!静かにして!」って言ってるのに、子どもは楽しくなっちゃって止まらない。車内には、静かにしろよ、という険悪な空気。それが分かるだけにお母さんは肩身が狭そうに、必死に子どもを静かにさせようとするのだけど、子どもは聞いちゃいない。 — shinshinohara (@ShinShinohara) 2019年8月7日 投稿者さんは、子どもに自ら声かけをしたことについて、次のような自身の考えをつづっています。 子どもにとって、電車内の大人たちは『背景』でしかない。そして、周囲の大人も「親がなんとかするべきだ」と思っていて動かない。 しかし、お母さんの力だけでは限界。背景でしかないものを人間とみなし、それに配慮しろっていうのは、子どもには無理。 だから私は、背景から飛び出して「実は生きた人間でした」と伝えるために、子どもたちの前に現れる。そして、理由を述べた上で「静かにしてくれるとありがたい」と頼む。 背景だと思っていた人間が直接語りかけてくるインパクトは大きい。そういう体験をした子どもは、今後も背景(周囲)の人を気にするようになる。お母さんの「静かにして!」という注意が、バツグンに効果を示すようになる。 投稿者さんは「自分が赤の他人だからこそ、こういう育児のアシストができる」と主張。 エピソードに対し、ネット上ではさまざまな反応が寄せられています。 ・親にせよ周囲の人にせよ、叱りかたは大事だと思います。 ・ホッとして涙が出ました。何度いい聞かせてもいうことを聞いてくれない息子たちにイライラと悩む毎日だったので…。 ・こんな風に優しくキッパリと伝えてくれる大人がいたら、子どもの教育にとってもよさそうです。 ・勇気を出して注意したら、子どもの親に逆ギレされる可能性もあるし…難しいですね。 子どもはまだ成長過程なこともあり、周囲の状況を判断するよりも自分の気持ちを優先してしまいがち。親が注意したところで、すんなりと受け入れてくれない場合もあります。 投稿者さんのように自ら声をかけることはもちろん、周囲の人が見守る姿勢を意識することで、つらい思いをしている親を1人でも多く減らせたら素敵ですね。 ツイート全文はこちら 次のページへ 1 2 出典grape/@ShinShinohara Share Tweet LINE
電車の中で、騒ぐ子ども…。
車内を走り回ったり、大声を出したりしている子どもを叱りながら、肩身の狭い思いをする親は少なからずいます。
Twitterに投稿された、電車内で騒ぐ子どもに対する対処法が「素晴らしい!」と反響を呼んでいます。
電車で騒ぐ子ども
一連の出来事を投稿したのは、農業研究者の@ShinShinoharaさん。
ある日、投稿者さんは、電車内で騒いでいる子どもの姿を目にします。
「シーッ!静かにして」という母親に対し、子どもはテンションが上がってしまっているのか、聞く耳を持たず…。周囲の人からは、「静かにしろよ」といわんばかりの険悪な雰囲気が漂い始めたといいます。
周りから漂う無言の圧を感じ取った母親が恐縮し、必死に子どもを静かにさせようとするも、状況は変わりません。
そこで、投稿者さんは子どもに近付き、こう声をかけました。
「楽しいところ、ごめんな。実はな、電車の中には、疲れてるおじさんがたくさんおってな。ちょっと眠りたいんで、少し静かにしてくれると助かる。悪いな」
※写真はイメージ
投稿者さんが落ち着いた声でそう頼むと、子どもはビックリしながらもうなずき、それ以降騒ぐことをやめて静かになりました。
投稿者さんが電車を降りる際に、もう一度「ありがとうな。よう静かにしてくれたな」と声をかけたところ、子どもはうなずいてくれたといいます。
投稿者さんは、子どもに自ら声かけをしたことについて、次のような自身の考えをつづっています。
子どもにとって、電車内の大人たちは『背景』でしかない。そして、周囲の大人も「親がなんとかするべきだ」と思っていて動かない。
しかし、お母さんの力だけでは限界。背景でしかないものを人間とみなし、それに配慮しろっていうのは、子どもには無理。
だから私は、背景から飛び出して「実は生きた人間でした」と伝えるために、子どもたちの前に現れる。そして、理由を述べた上で「静かにしてくれるとありがたい」と頼む。
背景だと思っていた人間が直接語りかけてくるインパクトは大きい。そういう体験をした子どもは、今後も背景(周囲)の人を気にするようになる。お母さんの「静かにして!」という注意が、バツグンに効果を示すようになる。
投稿者さんは「自分が赤の他人だからこそ、こういう育児のアシストができる」と主張。
エピソードに対し、ネット上ではさまざまな反応が寄せられています。
・親にせよ周囲の人にせよ、叱りかたは大事だと思います。
・ホッとして涙が出ました。何度いい聞かせてもいうことを聞いてくれない息子たちにイライラと悩む毎日だったので…。
・こんな風に優しくキッパリと伝えてくれる大人がいたら、子どもの教育にとってもよさそうです。
・勇気を出して注意したら、子どもの親に逆ギレされる可能性もあるし…難しいですね。
子どもはまだ成長過程なこともあり、周囲の状況を判断するよりも自分の気持ちを優先してしまいがち。親が注意したところで、すんなりと受け入れてくれない場合もあります。
投稿者さんのように自ら声をかけることはもちろん、周囲の人が見守る姿勢を意識することで、つらい思いをしている親を1人でも多く減らせたら素敵ですね。
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