ベビーカーの赤ちゃんに、ダウン症の児童が突然? 運動会での出来事に「鼻の奥がツーンとした」 By - grape編集部 公開:2023-12-16 更新:2023-12-16 子供運動会障がい Share Tweet LINE ※写真はイメージ 年に一度行われる学校の行事である、運動会。 競技に一生懸命に取り組む子供たちの姿を見て、成長を実感する保護者は多いかもしれません。 しかし、中にはさまざまな理由から競技に参加をしない子供たちもいるでしょう。 かけっこに参加しない児童が…? 2023年11月2日、4児の母親である、あっすー(@asu_K_K_R_)さんは、長女の運動会を観に行った時のエピソードを投稿。その内容が、多くの人の感動を呼んでいます。 小学校の運動会で、かけっこ競技の最中に、ダウン症を抱えている1人の児童が、観覧席の周辺を走り回っていたそうです。 競技に参加しない児童を見ながら、「きっと、あの子はかけっこをやりたくないんだろうな」と心情を想像していた、あっすーさん。 すると、児童はあっすーさん家族の元へやって来て、突然、ベビーカーに乗っていた四女の両耳を、自身の両手でふさいだのです! あっすーさんは驚きつつも、「赤ちゃんを愛でてくれているのだろう」と思って見守っていると、担当の教員がやってきて、児童の行動の理由を説明しました。 「きっと、『よーいどん』のピストルの音が大きいから、赤ちゃんのお耳をふさいであげてるんだと思います。この子も大きい音が苦手なので…」 ※写真はイメージ 他人よりも聴覚が過敏で、大きな音を耐えがたく感じる子供もいます。 児童は自分が苦手とするピストルの大きな音から、赤ちゃんを守ってあげたいと思ったのでしょう。 自分を差し置いて、赤ちゃんの耳をふさいだ行動に、あっすーさんは深い感動を覚えたそうです。児童の親に向けた想いを、こうつづっていました。 「優しくて立派なお子さんですね!」ってあの子のお母さんに伝えたい。 かけっこができなくて、お母さんは、悲しくてモヤモヤした気持ちになったかもしれないけど、その裏で、めちゃくちゃ思いやりのあることをしてくれたと、知ってほしいです。 ダウン症を抱える子供は、平均的な成長をする子供たちと比べ、全体的に発達のスピードは緩やかだといわれています。 児童が、同級生たちと同じように競技に参加することはまだ難しいのかもしれません。しかし、成長の形や道筋は一人ひとり違うものです。 児童の行動を見て、何よりも大切な思いやりの心がしっかりと育っていると、その場にいた大人たちは感じたことでしょう。 あっすーさんの投稿は拡散され、多数のコメントが寄せられています。 ・いい話で涙…。求められていることができるだけが、すべてではないと思います。 ・優しい世界。担当の先生もその子をよく理解していて、素晴らしい。 ・鼻の奥がつーんとなった。本当に優しくていい子ですね。 ・朝から泣きました。その子のお母さんに、気持ちが届きますように。 きっと児童は、自分を理解してくれる担当の教員や家族に見守られ、これからもすくすくと成長していくことでしょう。 優しさが伝わるエピソードは、投稿を通して多くの人の心に響きました。 出典grape/@asu_K_K_R_ Share Tweet LINE
年に一度行われる学校の行事である、運動会。
競技に一生懸命に取り組む子供たちの姿を見て、成長を実感する保護者は多いかもしれません。
しかし、中にはさまざまな理由から競技に参加をしない子供たちもいるでしょう。
かけっこに参加しない児童が…?
2023年11月2日、4児の母親である、あっすー(@asu_K_K_R_)さんは、長女の運動会を観に行った時のエピソードを投稿。その内容が、多くの人の感動を呼んでいます。
小学校の運動会で、かけっこ競技の最中に、ダウン症を抱えている1人の児童が、観覧席の周辺を走り回っていたそうです。
競技に参加しない児童を見ながら、「きっと、あの子はかけっこをやりたくないんだろうな」と心情を想像していた、あっすーさん。
すると、児童はあっすーさん家族の元へやって来て、突然、ベビーカーに乗っていた四女の両耳を、自身の両手でふさいだのです!
あっすーさんは驚きつつも、「赤ちゃんを愛でてくれているのだろう」と思って見守っていると、担当の教員がやってきて、児童の行動の理由を説明しました。
「きっと、『よーいどん』のピストルの音が大きいから、赤ちゃんのお耳をふさいであげてるんだと思います。この子も大きい音が苦手なので…」
※写真はイメージ
他人よりも聴覚が過敏で、大きな音を耐えがたく感じる子供もいます。
児童は自分が苦手とするピストルの大きな音から、赤ちゃんを守ってあげたいと思ったのでしょう。
自分を差し置いて、赤ちゃんの耳をふさいだ行動に、あっすーさんは深い感動を覚えたそうです。児童の親に向けた想いを、こうつづっていました。
「優しくて立派なお子さんですね!」ってあの子のお母さんに伝えたい。
かけっこができなくて、お母さんは、悲しくてモヤモヤした気持ちになったかもしれないけど、その裏で、めちゃくちゃ思いやりのあることをしてくれたと、知ってほしいです。
ダウン症を抱える子供は、平均的な成長をする子供たちと比べ、全体的に発達のスピードは緩やかだといわれています。
児童が、同級生たちと同じように競技に参加することはまだ難しいのかもしれません。しかし、成長の形や道筋は一人ひとり違うものです。
児童の行動を見て、何よりも大切な思いやりの心がしっかりと育っていると、その場にいた大人たちは感じたことでしょう。
あっすーさんの投稿は拡散され、多数のコメントが寄せられています。
・いい話で涙…。求められていることができるだけが、すべてではないと思います。
・優しい世界。担当の先生もその子をよく理解していて、素晴らしい。
・鼻の奥がつーんとなった。本当に優しくていい子ですね。
・朝から泣きました。その子のお母さんに、気持ちが届きますように。
きっと児童は、自分を理解してくれる担当の教員や家族に見守られ、これからもすくすくと成長していくことでしょう。
優しさが伝わるエピソードは、投稿を通して多くの人の心に響きました。