タネをゆでると『ほぼ栗』 スーパーの前で見つけた『謎の果実』に驚き By - grape編集部 公開:2025-11-05 更新:2025-11-05 マレーシア果物海外 Share Tweet LINE 撮影:grape編集部 旅先では、現地ならではのおいしいものを食べたくなるものです。 特に海外に行くと、日本で見たことのない変わった野菜や果物に驚かされることがあります。 街中で見かけた『巨大な果実』の正体は? マレーシアのボルネオ島に在住の筆者。 ある日、スーパーマーケットの前を通りかかった時、外に置かれた買い物カートを思わず二度見してしまいました。 撮影:grape編集部 ナニコレ…。 カートに乗っていたのは、買い物カゴではなく、トゲトゲの皮に覆われた巨大な物体。近づいてみると、どうやら何かの果実のようです。 果物の王様といわれる『ドリアン』にも似ていますが、あの強烈な香りがしません。またサイズが大きすぎます。 調べてみると、こちらは『ジャックフルーツ』とのこと。世界最大の果物で、マレーシアをはじめとする東南アジアで多く栽培されているそうです! 横幅が40~50cmはありそうな、ジャックフルーツ。一緒にいた4歳の息子を隣に並ばせると、その大きさをより実感できます。 撮影:grape編集部 4歳児の肩幅とほぼ一緒ですよね! 息子たちが「食べてみたい!」というので、試しに買ってみることにしました。 ジャックフルーツの食べ方、味は? 巨大なジャックフルーツを丸ごと持ち帰るのは大変です。ローカルの市場やスーパーマーケットでは、皮を剥き、食べやすくしたものが販売されています。 この日は偶然にも、市場で皮を剥いているところを見ることができました。 撮影:grape編集部 皮や中心の白い芯のような部分を取り除き、黄色の果肉だけ取り出しています。 1パックに6~7個の果肉が入ったものが、日本円で250円ほどで売られていました。 撮影:grape編集部 熟したジャックフルーツは甘い独特な香りがします。 一口食べると、そのおいしさにビックリ! 食感はしっとりとしてやわらかいですが、タケノコのような繊維質も感じられます。味はライチやバナナ、パイナップルが混ざったようなトロピカルな甘みがします。 最初に食べた時は、独特なクセのある風味を感じたのですが、続けて食べると、不思議とクセが気にならなくなり、芳醇な甘さにハマってしまいそうです。 撮影:grape編集部 そのまま食べてもおいしいですが、ヨーグルトやアイスとの相性もいいでしょう。また、ローカルでは煮込み料理に入れることもあるのだとか。 タネも食べられる! 実は、ジャックフルーツはタネもおいしいのです。食べる時は加熱をしましょう。 試しにタネをゆでて食べてみたところ…。 撮影:grape編集部 ホクホクとした食感で、味は栗やそら豆にも似ています。ナッツのように、お酒のおつまみにもなりそうです。 日本でも、輸入食材を扱う店でシロップ漬けの缶詰などが売られている場合があるとのこと。 しかし、生のジャックフルーツはなかなか食べられないかもしれません。東南アジアに旅行する際は、ぜひ探してみてくださいね! 出典grape Share Tweet LINE
旅先では、現地ならではのおいしいものを食べたくなるものです。
特に海外に行くと、日本で見たことのない変わった野菜や果物に驚かされることがあります。
街中で見かけた『巨大な果実』の正体は?
マレーシアのボルネオ島に在住の筆者。
ある日、スーパーマーケットの前を通りかかった時、外に置かれた買い物カートを思わず二度見してしまいました。
撮影:grape編集部
ナニコレ…。
カートに乗っていたのは、買い物カゴではなく、トゲトゲの皮に覆われた巨大な物体。近づいてみると、どうやら何かの果実のようです。
果物の王様といわれる『ドリアン』にも似ていますが、あの強烈な香りがしません。またサイズが大きすぎます。
調べてみると、こちらは『ジャックフルーツ』とのこと。世界最大の果物で、マレーシアをはじめとする東南アジアで多く栽培されているそうです!
横幅が40~50cmはありそうな、ジャックフルーツ。一緒にいた4歳の息子を隣に並ばせると、その大きさをより実感できます。
撮影:grape編集部
4歳児の肩幅とほぼ一緒ですよね!
息子たちが「食べてみたい!」というので、試しに買ってみることにしました。
ジャックフルーツの食べ方、味は?
巨大なジャックフルーツを丸ごと持ち帰るのは大変です。ローカルの市場やスーパーマーケットでは、皮を剥き、食べやすくしたものが販売されています。
この日は偶然にも、市場で皮を剥いているところを見ることができました。
撮影:grape編集部
皮や中心の白い芯のような部分を取り除き、黄色の果肉だけ取り出しています。
1パックに6~7個の果肉が入ったものが、日本円で250円ほどで売られていました。
撮影:grape編集部
熟したジャックフルーツは甘い独特な香りがします。
一口食べると、そのおいしさにビックリ!
食感はしっとりとしてやわらかいですが、タケノコのような繊維質も感じられます。味はライチやバナナ、パイナップルが混ざったようなトロピカルな甘みがします。
最初に食べた時は、独特なクセのある風味を感じたのですが、続けて食べると、不思議とクセが気にならなくなり、芳醇な甘さにハマってしまいそうです。
撮影:grape編集部
そのまま食べてもおいしいですが、ヨーグルトやアイスとの相性もいいでしょう。また、ローカルでは煮込み料理に入れることもあるのだとか。
タネも食べられる!
実は、ジャックフルーツはタネもおいしいのです。食べる時は加熱をしましょう。
試しにタネをゆでて食べてみたところ…。
撮影:grape編集部
ホクホクとした食感で、味は栗やそら豆にも似ています。ナッツのように、お酒のおつまみにもなりそうです。
日本でも、輸入食材を扱う店でシロップ漬けの缶詰などが売られている場合があるとのこと。
しかし、生のジャックフルーツはなかなか食べられないかもしれません。東南アジアに旅行する際は、ぜひ探してみてくださいね!