普通のおにぎりだと思ったら? 真相に「許せない!」「何を信じたらいいの」 By - grape編集部 公開:2025-11-21 更新:2025-11-21 おにぎり Share Tweet LINE SNS上には、たびたびおいしそうな料理の写真が投稿され、人々の注目を集めています。 ハレの日に食べるようなごちそうだけでなく、ウインナーやおにぎりといった、親しみやすい料理にも、心が惹かれますよね。 『おにぎり』の投稿に驚き! ・許せない!こんなにおいしそうなのに。 ・テーブルに置かれたら絶対食べちゃう。 ・もう、何を信じたらいいのか。 Xに投稿された、ある料理の写真に、そんな声が多数寄せられています。 まずは、こちらの1枚をご覧ください。 パリッとした海苔と、ふわふわのかつお節をまとった、おいしそうなおにぎりですよね! ご飯もつややかで、見ているだけでお腹が減ってくるでしょう。 しかし、こちらはただのおにぎりではないのです…。投稿の際に添えられたコメントをご覧ください。 「これを見せたらぶっ飛ぶと思うけど…食品サンプルです」 実はこちらの写真は、創業93年の食品サンプル製造メーカーである、株式会社いわさき(@IWASAKI_SAMPLE)が投稿したもの。 どこからどう見ても、本物そっくりなクオリティに「本当にサンプルなのか…」と疑ってしまいたくなりますよね! 同社による投稿のサンプルは、2019年に開催された社内コンクールグランプリ作品『磯おろしうどん』の添え物として作られた、おにぎりのサンプルだそうです。 あまりの精緻さに、おにぎりがサンプルだとなかなか信じられない人も、浮かんでいる徳利を見て、納得することでしょう! 食品サンプルを『おいしそうに見せるコツ』は? 「食べられないなんて許せない!職人がすごすぎる」「日本の技術、どこまで極めるんだ…」というコメントが続出した、同社の食品サンプル。 grapeは同社の担当者に取材し、今回話題になった投稿の作品について、話をうかがいました。 ――投稿されたおにぎりのサンプルが、社内コンクールでグランプリに入賞した理由をお教えください。 実際にグランプリを受賞したのはおにぎりではなく、『磯おろしうどん』という作品で、おにぎりはその横に添えられていた作品でした。 受賞の大きな理由は、飲食店の食品サンプルでもよく使われる、『かつお節』『刻みネギ』『海苔』『おろし』『とろろ』『わかめ』『天ぷら』などの食材を、限界まで丁寧に作り込み、非常に高い完成度を実現した点にあります。 普段はスポットがあたりづらい食材の一つひとつにまで気を配り、色の配置も含めて全体のバランスがよく、細部まで丁寧に仕上げられていました。 審査員からも、SNSのみなさんと同じく「本当においしそう」「これを食べたい」という声が多く寄せられ、高い評価につながりました。 ――投稿のサンプルは、本物に見えるだけでなく、とてもおいしそうです。食品サンプルを「おいしそうに見せる」コツやポイントなどがあれば、お聞かせください。 まずは、本物の料理をじっくり観察することが大切です。 その上で、頭の中にある「おいしそう」というイメージに合わせて、少しだけ強調・デフォルメしています。 例えば、お米ならツヤがあるほうがおいしそうに見えるし、海苔はパリッとした質感のほうがいい。かつお節はふわっとしているほうが食欲をそそるなど、食材ごとに『おいしい状態のイメージ』があります。 そのイメージに近づけるよう見た目を整えることで、「おいしそう!」「食べてみたい!」と感じてもらえるよう意識して製作をしています。 食品サンプルは、人々が食べ物に抱く『おいしいイメージ』を最大限表現しているからこそ、思わず手に取りたくなるような作品が生まれるのですね。 普段食べる身近な『おにぎり』だからこそ、職人の技術力の高さがより伝わるでしょう! ※本記事は投稿者様の許諾を得た上で掲載しております。 出典grape/@IWASAKI_SAMPLE Share Tweet LINE
SNS上には、たびたびおいしそうな料理の写真が投稿され、人々の注目を集めています。
ハレの日に食べるようなごちそうだけでなく、ウインナーやおにぎりといった、親しみやすい料理にも、心が惹かれますよね。
『おにぎり』の投稿に驚き!
・許せない!こんなにおいしそうなのに。
・テーブルに置かれたら絶対食べちゃう。
・もう、何を信じたらいいのか。
Xに投稿された、ある料理の写真に、そんな声が多数寄せられています。
まずは、こちらの1枚をご覧ください。
パリッとした海苔と、ふわふわのかつお節をまとった、おいしそうなおにぎりですよね!
ご飯もつややかで、見ているだけでお腹が減ってくるでしょう。
しかし、こちらはただのおにぎりではないのです…。投稿の際に添えられたコメントをご覧ください。
「これを見せたらぶっ飛ぶと思うけど…食品サンプルです」
実はこちらの写真は、創業93年の食品サンプル製造メーカーである、株式会社いわさき(@IWASAKI_SAMPLE)が投稿したもの。
どこからどう見ても、本物そっくりなクオリティに「本当にサンプルなのか…」と疑ってしまいたくなりますよね!
同社による投稿のサンプルは、2019年に開催された社内コンクールグランプリ作品『磯おろしうどん』の添え物として作られた、おにぎりのサンプルだそうです。
あまりの精緻さに、おにぎりがサンプルだとなかなか信じられない人も、浮かんでいる徳利を見て、納得することでしょう!
食品サンプルを『おいしそうに見せるコツ』は?
「食べられないなんて許せない!職人がすごすぎる」「日本の技術、どこまで極めるんだ…」というコメントが続出した、同社の食品サンプル。
grapeは同社の担当者に取材し、今回話題になった投稿の作品について、話をうかがいました。
――投稿されたおにぎりのサンプルが、社内コンクールでグランプリに入賞した理由をお教えください。
実際にグランプリを受賞したのはおにぎりではなく、『磯おろしうどん』という作品で、おにぎりはその横に添えられていた作品でした。
受賞の大きな理由は、飲食店の食品サンプルでもよく使われる、『かつお節』『刻みネギ』『海苔』『おろし』『とろろ』『わかめ』『天ぷら』などの食材を、限界まで丁寧に作り込み、非常に高い完成度を実現した点にあります。
普段はスポットがあたりづらい食材の一つひとつにまで気を配り、色の配置も含めて全体のバランスがよく、細部まで丁寧に仕上げられていました。
審査員からも、SNSのみなさんと同じく「本当においしそう」「これを食べたい」という声が多く寄せられ、高い評価につながりました。
――投稿のサンプルは、本物に見えるだけでなく、とてもおいしそうです。食品サンプルを「おいしそうに見せる」コツやポイントなどがあれば、お聞かせください。
まずは、本物の料理をじっくり観察することが大切です。
その上で、頭の中にある「おいしそう」というイメージに合わせて、少しだけ強調・デフォルメしています。
例えば、お米ならツヤがあるほうがおいしそうに見えるし、海苔はパリッとした質感のほうがいい。かつお節はふわっとしているほうが食欲をそそるなど、食材ごとに『おいしい状態のイメージ』があります。
そのイメージに近づけるよう見た目を整えることで、「おいしそう!」「食べてみたい!」と感じてもらえるよう意識して製作をしています。
食品サンプルは、人々が食べ物に抱く『おいしいイメージ』を最大限表現しているからこそ、思わず手に取りたくなるような作品が生まれるのですね。
普段食べる身近な『おにぎり』だからこそ、職人の技術力の高さがより伝わるでしょう!
※本記事は投稿者様の許諾を得た上で掲載しております。