秋は抜け毛の季節… シャンプー前にやっておきたい4つの方法 By - 日本気象協会 tenki.jp 公開:2018-09-27 更新:2018-09-27 髪 Share Tweet LINE 秋は犬や猫などのペットにとって換毛期にあたり、一年の中でも古い毛の抜け落ちが最も多い時季といわれています。私たち人間もまた、秋の時季は髪の毛が抜けやすくなります。例えばシャンプー後、排水溝に髪がギッシリたまっていて、ドキッとしたことはありませんか? ではなぜ、秋に抜け毛が多くなるのでしょう。それは夏の間に頭皮に浴び続けた紫外線や、多くの汗をかいたことで頭皮環境が悪くなったことのほか、生活習慣の乱れなどが原因にもなっています。 気持ちよい秋を迎えたいまこそ、日頃のシャンプーをはじめ、ヘアケアの方法を見直してみませんか。 抜け毛の原因。思い当たる節はありませんか? シャンプー時に、髪の抜ける量をチェックしましょう 人は一日に100本くらい髪が抜けています。100本と聞くととても多く感じますが、中には200~300本ほど抜ける人もいます。この程度の抜け毛であれば心配することはないのですが、シャンプー時に抜け毛の量が急に増えた気がすることがありますよね。 でも、長髪の人は特に多く抜けたような目の錯覚を受けますし、一日中髪を縛っている人であれば日中に抜けた毛髪がシャンプーのときに一気に排水溝にたまることもあります。こうした人の場合は、さほど心配しなくてよいのですが、とはいえ多くの人が夏の紫外線による頭皮の疲れ、汗による頭皮の環境悪化によって、抜け毛の要因を抱えていることになります。さらに、次の要因も抜け毛の遠因になったりします。 □ストレス □寝不足 □偏った食生活、栄養バランスの崩れ □過度なダイエット、過度なアルコール摂取 □加齢 □遺伝 ただし、日頃の行動を少し見直すことで悪化した頭皮環境は改善できますので、抜け毛の多いと言われる今こそ、頭皮ケアと薄毛対策に努めたほうがよいのです。 シャンプーにとりかかる前に採り入れたい4つのケア 首回りや耳のストレッチは、頭皮の筋膜をゆるめてくれます 美容院に行った時のシャンプーと、毎日の入浴時に自分でしているシャンプーって手順や感触が違いませんか? 考えてみるとシャンプーっては誰かにきちんと教わったわけでもなく、なんとなく自分の方法で……という人は多いはず。 でも、自己流の方法ではせっかく生まれてきた細い髪を摩擦で切ってしまったり、髪を傷めたりすることがあるのです。今回は育毛を意識したシャンプー方法をご紹介しますで、いつものシャンプーにプラスしてみましょう! シャンプー中は思った以上に髪にダメージが加えられています。そのダメージを軽減するには、髪を濡らす前のちょっとしたケアが大切です。それほど手間のかからないことなので、ぜひ採り入れてみては。 【シャンプーする前に採り入れたい4つのケア】 □髪の長い人は、洗髪前に毛先のほうから髪の絡みを取るようにブラッシングする このとき、髪の毛の根元からとかさず、粗めのブラシで毛先からとかして絡みを取る □首を前後左右に倒し、頭と首の付け根あたりを軽くストレッチ。頭皮の筋膜をゆるめる □デコルテ(鎖骨あたり)を指でマッサージして血流を促進する □耳をつかんで上下に軽くイタ気持ちいい程度に引っ張ったり、つかんだまま軽く回すことで、頭皮の筋膜をゆるめる シャンプー前のケアによって頭皮の血行が促進され、シャンプー時の頭皮の汚れをより洗浄する効果が高まります。 シャンプー前の「予洗い」で汚れを洗浄 では、次はいよいよシャンプーです。 【シャンプー時に採り入れたい4つのケア】 □たっぷりのお湯で「予洗い」を 髪を洗うとき、髪を濡らさずシャンプー剤を直接髪につける人もいますが、シャンプー時は、たっぷりのお湯で髪全体を濡らしながら、頭皮の汚れを洗い流しましょう。これを「予洗い」といいます。 シャンプー剤を着ける前にお湯でしっかり流すだけで、実は頭皮や髪の汚れの大半は落ちると言われていますし、特に固めるタイプのスタイリング剤をつけている男性は、この予洗いで、シャンプー時にスタイリング剤を洗い流すことができます。 いざシャンプーへ!正しいシャンプー方法でヘアケアを □シャンプー剤をつける 予洗い髪は、少しのシャンプー剤でも汚れを落とすことができます。このとき、シャンプー剤を直接髪につけず、最初に手にとってよく泡立ててから髪につけるようにしましょう。 髪全体が軽く泡立ったら、頭のてっぺんからゴシゴシ洗おうとせず、耳の後ろから頭頂部に向かって頭皮を上下に動かすようなイメージで洗浄していきます。側頭部と同様に、頭頂部、後頭部の髪の毛を洗浄するときも頭皮をマッサージするように頭皮を動かすようにして、優しく洗っていきましょう。 □シャンプー剤はしっかり流す シャンプーカスなどが残ってしまうと、頭皮環境が悪化することがあるので、頭皮と髪の毛をしっかり洗浄したら、シャワーでしっかりシャンプー剤を洗い流しましょう。 このとき生え際、耳の後ろ、首の後ろ部分に泡が残っている人も多いので、しっかり流してください。生え際の流し残しがあるとかゆみが生じたり、肌がカサカサになることもあるので、注意してくださいね。 濡れた状態の髪はとても弱いので、ブラシはNG! シャンプー後は、頭皮から毛先の順でドライヤーで乾かすようにしましょう □コンディショナーやトリートメントをつける コンディショナー、リンス、トリートメントは、あくまで毛髪のコンディションを整えるものなので、頭皮にベタベタつけないようにしましょう。またコンディショナー、リンス、トリートメントを塗布した状態で、髪をブラシでとかすのはやめましょう。 濡れた状態の髪はとても弱いので、ブラシの摩擦によって髪のキューティクルが剥がれやすくなるうえ、抜けなくてよい髪も抜けてしまうことに。そうならないように、指で丁寧に毛先の絡みをとるようにして、髪全体に十分行き届かせてあげましょう。 そして、コンディショナー、リンス、トリートメントを洗い流すときも、髪や頭皮に残らないようにぬるま湯でしっかり洗い流しましょう。 最後の仕上げとして、頭皮のマッサージや育毛剤でケアを! 頭皮を動かすようにマッサージしましょう! 毛根は毛細血管とつながっていて、そこから栄養分をもらって髪が育つ仕組みになっています。このことから、血流も悪いと健康な頭皮や髪を維持するために必要な栄養素がいき渡らなくなってしまいます。その結果、頭皮、毛根に悪影響がおよび、抜け毛の原因に。 【頭皮マッサージを日頃から行おう】 血行不良を防ぐために、指の腹を使った頭皮マッサージを日頃から行うようにしましょう。あわせて頭皮用の美容液や育毛剤なども今ではたくさん発売されていますよね。自分の髪の状態に合ったものを使って、マッサージ効果を高めることもこの時季に採り入れたいケア方法になります。 【頭皮を乾燥から守ってあげよう】 秋の深まりとともに、大気が乾燥し始めます。乾燥から顔の肌を守るために美容液をつけるのと同じく、頭皮にも美容液や育毛剤をつけてケアしてあげましょう。 ── 髪はその人の第一印象を左右するもの。若く見える……、老けて見える……といった大切な要素でもありますので、季節の変わり目のいまこそ、日頃のケアによって健やかな髪を育て、若々しい印象を保つヘアケア方法を採り入れてみては! 関連記事 最新の気象状況がわかります! 秋は雨の多い季節ですね 朝夕と日中の温度差は? 出典秋は抜け毛の季節。今夜から日頃のヘアケアを見直してみませんか Share Tweet LINE
秋は犬や猫などのペットにとって換毛期にあたり、一年の中でも古い毛の抜け落ちが最も多い時季といわれています。私たち人間もまた、秋の時季は髪の毛が抜けやすくなります。例えばシャンプー後、排水溝に髪がギッシリたまっていて、ドキッとしたことはありませんか?
ではなぜ、秋に抜け毛が多くなるのでしょう。それは夏の間に頭皮に浴び続けた紫外線や、多くの汗をかいたことで頭皮環境が悪くなったことのほか、生活習慣の乱れなどが原因にもなっています。
気持ちよい秋を迎えたいまこそ、日頃のシャンプーをはじめ、ヘアケアの方法を見直してみませんか。
抜け毛の原因。思い当たる節はありませんか?
シャンプー時に、髪の抜ける量をチェックしましょう
人は一日に100本くらい髪が抜けています。100本と聞くととても多く感じますが、中には200~300本ほど抜ける人もいます。この程度の抜け毛であれば心配することはないのですが、シャンプー時に抜け毛の量が急に増えた気がすることがありますよね。
でも、長髪の人は特に多く抜けたような目の錯覚を受けますし、一日中髪を縛っている人であれば日中に抜けた毛髪がシャンプーのときに一気に排水溝にたまることもあります。こうした人の場合は、さほど心配しなくてよいのですが、とはいえ多くの人が夏の紫外線による頭皮の疲れ、汗による頭皮の環境悪化によって、抜け毛の要因を抱えていることになります。さらに、次の要因も抜け毛の遠因になったりします。
□ストレス
□寝不足
□偏った食生活、栄養バランスの崩れ
□過度なダイエット、過度なアルコール摂取
□加齢
□遺伝
ただし、日頃の行動を少し見直すことで悪化した頭皮環境は改善できますので、抜け毛の多いと言われる今こそ、頭皮ケアと薄毛対策に努めたほうがよいのです。
シャンプーにとりかかる前に採り入れたい4つのケア
首回りや耳のストレッチは、頭皮の筋膜をゆるめてくれます
美容院に行った時のシャンプーと、毎日の入浴時に自分でしているシャンプーって手順や感触が違いませんか? 考えてみるとシャンプーっては誰かにきちんと教わったわけでもなく、なんとなく自分の方法で……という人は多いはず。
でも、自己流の方法ではせっかく生まれてきた細い髪を摩擦で切ってしまったり、髪を傷めたりすることがあるのです。今回は育毛を意識したシャンプー方法をご紹介しますで、いつものシャンプーにプラスしてみましょう!
シャンプー中は思った以上に髪にダメージが加えられています。そのダメージを軽減するには、髪を濡らす前のちょっとしたケアが大切です。それほど手間のかからないことなので、ぜひ採り入れてみては。
【シャンプーする前に採り入れたい4つのケア】
□髪の長い人は、洗髪前に毛先のほうから髪の絡みを取るようにブラッシングする
このとき、髪の毛の根元からとかさず、粗めのブラシで毛先からとかして絡みを取る
□首を前後左右に倒し、頭と首の付け根あたりを軽くストレッチ。頭皮の筋膜をゆるめる
□デコルテ(鎖骨あたり)を指でマッサージして血流を促進する
□耳をつかんで上下に軽くイタ気持ちいい程度に引っ張ったり、つかんだまま軽く回すことで、頭皮の筋膜をゆるめる
シャンプー前のケアによって頭皮の血行が促進され、シャンプー時の頭皮の汚れをより洗浄する効果が高まります。
シャンプー前の「予洗い」で汚れを洗浄
では、次はいよいよシャンプーです。
【シャンプー時に採り入れたい4つのケア】
□たっぷりのお湯で「予洗い」を
髪を洗うとき、髪を濡らさずシャンプー剤を直接髪につける人もいますが、シャンプー時は、たっぷりのお湯で髪全体を濡らしながら、頭皮の汚れを洗い流しましょう。これを「予洗い」といいます。
シャンプー剤を着ける前にお湯でしっかり流すだけで、実は頭皮や髪の汚れの大半は落ちると言われていますし、特に固めるタイプのスタイリング剤をつけている男性は、この予洗いで、シャンプー時にスタイリング剤を洗い流すことができます。
いざシャンプーへ!正しいシャンプー方法でヘアケアを
□シャンプー剤をつける
予洗い髪は、少しのシャンプー剤でも汚れを落とすことができます。このとき、シャンプー剤を直接髪につけず、最初に手にとってよく泡立ててから髪につけるようにしましょう。
髪全体が軽く泡立ったら、頭のてっぺんからゴシゴシ洗おうとせず、耳の後ろから頭頂部に向かって頭皮を上下に動かすようなイメージで洗浄していきます。側頭部と同様に、頭頂部、後頭部の髪の毛を洗浄するときも頭皮をマッサージするように頭皮を動かすようにして、優しく洗っていきましょう。
□シャンプー剤はしっかり流す
シャンプーカスなどが残ってしまうと、頭皮環境が悪化することがあるので、頭皮と髪の毛をしっかり洗浄したら、シャワーでしっかりシャンプー剤を洗い流しましょう。
このとき生え際、耳の後ろ、首の後ろ部分に泡が残っている人も多いので、しっかり流してください。生え際の流し残しがあるとかゆみが生じたり、肌がカサカサになることもあるので、注意してくださいね。
濡れた状態の髪はとても弱いので、ブラシはNG!
シャンプー後は、頭皮から毛先の順でドライヤーで乾かすようにしましょう
□コンディショナーやトリートメントをつける
コンディショナー、リンス、トリートメントは、あくまで毛髪のコンディションを整えるものなので、頭皮にベタベタつけないようにしましょう。またコンディショナー、リンス、トリートメントを塗布した状態で、髪をブラシでとかすのはやめましょう。
濡れた状態の髪はとても弱いので、ブラシの摩擦によって髪のキューティクルが剥がれやすくなるうえ、抜けなくてよい髪も抜けてしまうことに。そうならないように、指で丁寧に毛先の絡みをとるようにして、髪全体に十分行き届かせてあげましょう。
そして、コンディショナー、リンス、トリートメントを洗い流すときも、髪や頭皮に残らないようにぬるま湯でしっかり洗い流しましょう。
最後の仕上げとして、頭皮のマッサージや育毛剤でケアを!
頭皮を動かすようにマッサージしましょう!
毛根は毛細血管とつながっていて、そこから栄養分をもらって髪が育つ仕組みになっています。このことから、血流も悪いと健康な頭皮や髪を維持するために必要な栄養素がいき渡らなくなってしまいます。その結果、頭皮、毛根に悪影響がおよび、抜け毛の原因に。
【頭皮マッサージを日頃から行おう】
血行不良を防ぐために、指の腹を使った頭皮マッサージを日頃から行うようにしましょう。あわせて頭皮用の美容液や育毛剤なども今ではたくさん発売されていますよね。自分の髪の状態に合ったものを使って、マッサージ効果を高めることもこの時季に採り入れたいケア方法になります。
【頭皮を乾燥から守ってあげよう】
秋の深まりとともに、大気が乾燥し始めます。乾燥から顔の肌を守るために美容液をつけるのと同じく、頭皮にも美容液や育毛剤をつけてケアしてあげましょう。
── 髪はその人の第一印象を左右するもの。若く見える……、老けて見える……といった大切な要素でもありますので、季節の変わり目のいまこそ、日頃のケアによって健やかな髪を育て、若々しい印象を保つヘアケア方法を採り入れてみては!