「洗う必要なんてある?」 野菜を洗わずサラダに使うと…「ヒエッ」「危なかった」 By - grape編集部 公開:2024-05-01 更新:2024-05-01 注意喚起野菜 Share Tweet LINE ※写真はイメージ 「洗わなくてもきれいじゃん」 野菜を買った時に、そう思ったことはありませんか。 昨今販売されている野菜は、泥が付着していないきれいな状態で、袋詰めされていることが多いもの。 袋から取り出したら、すぐにサラダなどにして食べられそうに見えますよね。 しかし、どれほどきれいに見えても、水洗いを欠かせない理由があったのです。 生野菜は食中毒に気を付けて! 北海道札幌市は、ウェブサイト上で生野菜や浅漬けに関する注意喚起を行っています。 野菜を生で食べる時や、浅漬けを作る時には、よく洗浄しないと食中毒の危険があるとして、次のように説明しました。 野菜や果物などを育てる畑や農場には、土壌や堆肥、野生動物などに由来するさまざまな微生物が存在しており、その中には、食中毒の原因となる細菌も少なくありません。 自然の中で育てている以上、まったくの無菌状態で野菜をつくることはほぼ不可能であり、ある程度は細菌等が付いていると考える必要があります。 ご家庭で生野菜をたべるときや、浅漬けをつくるときには、野菜を十分に洗浄し、目に見えない汚れや細菌をしっかり落とすことが重要です。 札幌市 ーより引用 実際に、生野菜が原因と思われる食中毒は多発しており、過去にはキュウリやキャベツ、トマト、レタスなどによる事故が報告されています。 また、調理工程で加熱がなく、塩分濃度が低い浅漬けでは、腸管出血性大腸菌O157による食中毒事件が発生。 健康を損ねないために、きれいに見える野菜を調理する際にも気を抜かず、気を付けていきたいですね。 野菜を使う時に気を付けたい3点 同市は、野菜の下処理をする時に気を付けるポイントとして、3点を挙げています。 1点目は、『野菜をしっかりと洗うこと』。洗い残す部分がないよう、野菜の根元やくぼみ、葉の隙間などに気を付けながら、流水で洗いましょう。 ※写真はイメージ 2つ目は、『調理器具の洗浄と手洗い』。野菜の下処理を行うと、包丁やまな板に泥や汚れが付着することがあります。 そのままサラダ用の野菜をカットすると、汚れとともに食中毒の原因となる菌などが付着してしまうため、調理器具類はこまめに洗ってください。 また、人の手にも細菌が付着しているので、忘れずに洗いましょう。 3つ目は、『調理済みの料理を早めに食べること』。料理に細菌が増えてしまうので、食べきれない時は常温に置かず、冷蔵庫に入れましょうね。 食中毒というと、「生の肉や魚などを調理する時に注意するもの」と思いがち。 ですが、野菜での食中毒も身近なため、ポイントを抑えて予防していきましょう。 出典grape/札幌市 Share Tweet LINE
「洗わなくてもきれいじゃん」
野菜を買った時に、そう思ったことはありませんか。
昨今販売されている野菜は、泥が付着していないきれいな状態で、袋詰めされていることが多いもの。
袋から取り出したら、すぐにサラダなどにして食べられそうに見えますよね。
しかし、どれほどきれいに見えても、水洗いを欠かせない理由があったのです。
生野菜は食中毒に気を付けて!
北海道札幌市は、ウェブサイト上で生野菜や浅漬けに関する注意喚起を行っています。
野菜を生で食べる時や、浅漬けを作る時には、よく洗浄しないと食中毒の危険があるとして、次のように説明しました。
札幌市 ーより引用
実際に、生野菜が原因と思われる食中毒は多発しており、過去にはキュウリやキャベツ、トマト、レタスなどによる事故が報告されています。
また、調理工程で加熱がなく、塩分濃度が低い浅漬けでは、腸管出血性大腸菌O157による食中毒事件が発生。
健康を損ねないために、きれいに見える野菜を調理する際にも気を抜かず、気を付けていきたいですね。
野菜を使う時に気を付けたい3点
同市は、野菜の下処理をする時に気を付けるポイントとして、3点を挙げています。
1点目は、『野菜をしっかりと洗うこと』。洗い残す部分がないよう、野菜の根元やくぼみ、葉の隙間などに気を付けながら、流水で洗いましょう。
※写真はイメージ
2つ目は、『調理器具の洗浄と手洗い』。野菜の下処理を行うと、包丁やまな板に泥や汚れが付着することがあります。
そのままサラダ用の野菜をカットすると、汚れとともに食中毒の原因となる菌などが付着してしまうため、調理器具類はこまめに洗ってください。
また、人の手にも細菌が付着しているので、忘れずに洗いましょう。
3つ目は、『調理済みの料理を早めに食べること』。料理に細菌が増えてしまうので、食べきれない時は常温に置かず、冷蔵庫に入れましょうね。
食中毒というと、「生の肉や魚などを調理する時に注意するもの」と思いがち。
ですが、野菜での食中毒も身近なため、ポイントを抑えて予防していきましょう。