４歳で両親が離婚、叔母の家で育ったムロツヨシ　「私が母です」と手紙が届き…

２０２５年２月２６日、俳優のムロツヨシさんがトーク番組『徹子の部屋』（テレビ朝日系）に出演しました。

『徹子の部屋』の放送開始と同じ年に生まれた、ムロツヨシさん。

司会の黒柳徹子さんは、「ムロさんの成長がみられると『徹子の部屋』の長さを感じる」と時の流れを実感したようです。

ムロツヨシ、約４０年ぶりに実母と再会し…

２０１６年に、ムロさんが同番組に出演した際には、壮絶な人生を明かしていました。

ムロさんは、４歳の時に両親が離婚し、親権を父親が取ったものの、叔母の家族に引き取られたといいます。

その後は、叔母の家族や祖父母に育ててもらったことを明かしていたムロさん。

前回の出演から９年の間に、家族の関係に進展があったといいます。

所属事務所に手紙が来て、「私が母です。一度会いませんか」という内容が寄せられたそうです。

ムロさんは、母親と４歳の頃から会っていなかったといいますが、「７年前ぐらいに母親に一度会った」と、手紙を受けて実際に母親に会いに行ったことを明かしました。

「どうでした？」と黒柳さんに聞かれると、約４０年ぶりに再会した母親の印象をこのように話します。

手紙をもらった当時、ムロさんは母親に会いに行くべきかを、事務所の社長やマネージャーたちに相談していたといいます。

時間をかけて悩む中で、俳優のリリー・フランキーさんにも話を聞きに行ったのだとか。

そこでリリーさんからもらった言葉で、会う決断ができたといいます。その言葉が…。

母親と会って「複雑な感情はなかった」というムロさん。

初めて心から「『産んでくれてありがとうございました』といえた」といいます。

連絡先の交換も提案されたそうですが、ムロさんは育ててくれた叔母家族がいることもあり、「『連絡を取ることはしない』と伝えた」と話していました。

母親と再会したことを、３年ほど叔母に黙っていたというムロさんですが、報告した際には即答で「あら、よかった」といわれ、それ以外は何も聞かなかったのだとか。

ムロツヨシ、父親とは２０代から会っていない

ムロさんは、２２歳頃に「ここからは、それぞれの人生を歩みましょう」と手紙を書いてから、父親とは会っていないといいます。

「自分のことを叔母に預けた父親だけど、仕事をしている姿がかっこよくて、酒を飲んでいる姿が楽しそう」と、男として憧れと尊敬していることを明かしました。

父親とは、祖母のことで電話した以来は話もしていないという、ムロさん。

「会わない幸せがあるのではないかと思っている」と話し、「叔母家族を大事にしたい」と強調していました。

放送を見て、これまで以上にムロさんを応援したくなった人も多かったようです。

明るく笑顔で話をするムロさんの姿は、同じような家族との関係に悩んでいる人の背中を押してくれたのではないでしょうか。