『朝の会』で挙手したのは、いじめられている少女 発言に称賛が集まる By - grape編集部 公開:2019-03-19 更新:2019-03-19 いじめ学校 Share Tweet LINE ※写真はイメージ タレントの庄子知美さんが、小学1年生の娘さんの行動をブログで紹介。いじめに立ち向かった姿に多くの人たちから称賛の声が寄せられています。 自分で問題を解決しようとした小学生 ある日、庄子さんは娘さんから、色鉛筆と音楽の授業で使う歌集が、道具箱の中から消えたことを知らされました。 娘の不注意でなくした可能性を考え、庄子さんは次のように確認したそうです。 どこかに忘れたんじゃない? ちゃんと落とし物箱とか探した? 先生に聞いてみたら? 庄子知美オフィシャルブログ ーより引用 すると、娘さんは両方とも何回も探しているとのこと。担任教師にも確認したところ、「自分で探しなさい」といわれてしまったそうです。 「それでも再度確認をすれば先生が力になってくれるはず」と思った庄子さんは、「先生にもう1回聞いたらどうか」と提案したのですが…。 「だって先生にこれ以上いっても、『自分で探しなさい』としかいわないから、もういいたくない」 娘さんは、担任教師の様子から「助けを得られる望みは薄い」と感じていたようです。 そんな中、娘さんは誰かの手で雨の中に投げ捨てられ、水浸しになった靴で帰ってきました。この事態に、庄子さんはハッとします。 えっ?立て続けに歌集も紛失。色鉛筆も紛失。靴も投げられてた。 ん?ん?まてまて。 これっていじめ? 庄子知美オフィシャルブログ ーより引用 「やはり、先生にいうべきだ」と思った庄子さん。しかし、娘さんは担任教師や親の助けを待たずに行動を起こしたのです。 『朝の会』で発言した娘さん その日、娘さんは帰るなり「ママ、後で先生が電話するって」と庄子さんにいいました。話を聞くと、娘さんは学校の『朝の会』で手を上げ、次のように発言したそうです。 「昨日、私の下履きが雨の降っている外に投げ捨てられていました。誰がやったんですか?」 ※写真はイメージ すると、クラスメイトの口から目撃情報が。担任教師が本当かどうかを犯人の男子に確認すると、自身の行いを認めて動機を語り、娘さんに謝ったそうです。 娘さんは悲しい気持ちになったことを男子に伝え、『朝の会』は幕を閉じたとのこと。この一連の報告のために、担任教師は庄子さんに連絡をしたかったのです。 夕方に担任教師から連絡を受けた庄子さんは、ブログでこのように語っています。 夕方担任から電話が来ました。 『すみません。○○ちゃんが朝の会で言ってくれるまで昨日の件知らなくて。でも解決しましたので。』 はぁ。報告なければ、先生もお忙しいですから知らないですよね。 つくづく子供が親に報告してくれたからこそ、今回の件わかったけど、子供が報告してなければ本当どうなってたことやら… 庄子知美オフィシャルブログ ーより引用 娘さんが再三報告していたにもかかわらず、いじめを疑って対処することができなかった担任教師への怒りを隠せなかった庄子さん。 しかし後日、担任教師は娘さんの色鉛筆と歌集を探すよう、クラスメイトたちに号令。無事に色鉛筆と歌集の両方が見つかりました。 娘さんがすでに探した場所にポンと置いてあったため、誰かが故意に道具を隠したことは確かだそうです。 一方で破損していないことから、「道具を隠した子に本当に悪意があったのかどうか」という点には疑問が残ります。善悪の判断がまだ付かない子が、軽い気持ちから隠してしまったのかもしれません。 ですが、相手の思いはどうあれいじめられたほうは、心に深い傷を負ってしまいます。 庄子さんは、担任教師が一連の問題を解決できなければ、管理職の教師や校長、教育委員会にまで助けを求めることを考えていました。ですが、娘さんの勇気ある行動が今回の問題を解決する近道になったようです。 いじめが再び起こる可能性もあるため、庄子さんは娘さんが学校から帰ってくると「今日は何したの、何かあったの」と毎日聞くようにしているのですが、いまのところ異変はないとのこと。 娘さんの行動に、多くの人が胸を打たれています。 ・娘さん、すごくたくましいです! ・人前で発言するのは、とても勇気が必要だったことでしょう。 ・いじめを打ち明けられた庄子さんが悩む姿を見て、自分で解決しようと頑張ったのかもしれませんね。 ・自分の感情を相手に伝えるのは大切なこと。解決してよかったです! 今回の件は解決しましたが、いじめられている本人が行動を起こしても、いつもうまくいくとは限りません。本来であれば、悪意の有無にかかわらずいじめが起こりにくく、万が一起こったとしてもすぐに解決できる環境作りを、大人と子どもで協力して行っていくのが理想的です。 問題を自ら解決した娘さんの姿勢に、私たち大人がやるべきことを気付かされますね。 出典grape/庄子知美オフィシャルブログ Share Tweet LINE
タレントの庄子知美さんが、小学1年生の娘さんの行動をブログで紹介。いじめに立ち向かった姿に多くの人たちから称賛の声が寄せられています。
自分で問題を解決しようとした小学生
ある日、庄子さんは娘さんから、色鉛筆と音楽の授業で使う歌集が、道具箱の中から消えたことを知らされました。
娘の不注意でなくした可能性を考え、庄子さんは次のように確認したそうです。
庄子知美オフィシャルブログ ーより引用
すると、娘さんは両方とも何回も探しているとのこと。担任教師にも確認したところ、「自分で探しなさい」といわれてしまったそうです。
「それでも再度確認をすれば先生が力になってくれるはず」と思った庄子さんは、「先生にもう1回聞いたらどうか」と提案したのですが…。
「だって先生にこれ以上いっても、『自分で探しなさい』としかいわないから、もういいたくない」
娘さんは、担任教師の様子から「助けを得られる望みは薄い」と感じていたようです。
そんな中、娘さんは誰かの手で雨の中に投げ捨てられ、水浸しになった靴で帰ってきました。この事態に、庄子さんはハッとします。
庄子知美オフィシャルブログ ーより引用
「やはり、先生にいうべきだ」と思った庄子さん。しかし、娘さんは担任教師や親の助けを待たずに行動を起こしたのです。
『朝の会』で発言した娘さん
その日、娘さんは帰るなり「ママ、後で先生が電話するって」と庄子さんにいいました。話を聞くと、娘さんは学校の『朝の会』で手を上げ、次のように発言したそうです。
「昨日、私の下履きが雨の降っている外に投げ捨てられていました。誰がやったんですか?」
※写真はイメージ
すると、クラスメイトの口から目撃情報が。担任教師が本当かどうかを犯人の男子に確認すると、自身の行いを認めて動機を語り、娘さんに謝ったそうです。
娘さんは悲しい気持ちになったことを男子に伝え、『朝の会』は幕を閉じたとのこと。この一連の報告のために、担任教師は庄子さんに連絡をしたかったのです。
夕方に担任教師から連絡を受けた庄子さんは、ブログでこのように語っています。
庄子知美オフィシャルブログ ーより引用
娘さんが再三報告していたにもかかわらず、いじめを疑って対処することができなかった担任教師への怒りを隠せなかった庄子さん。
しかし後日、担任教師は娘さんの色鉛筆と歌集を探すよう、クラスメイトたちに号令。無事に色鉛筆と歌集の両方が見つかりました。
娘さんがすでに探した場所にポンと置いてあったため、誰かが故意に道具を隠したことは確かだそうです。
一方で破損していないことから、「道具を隠した子に本当に悪意があったのかどうか」という点には疑問が残ります。善悪の判断がまだ付かない子が、軽い気持ちから隠してしまったのかもしれません。
ですが、相手の思いはどうあれいじめられたほうは、心に深い傷を負ってしまいます。
庄子さんは、担任教師が一連の問題を解決できなければ、管理職の教師や校長、教育委員会にまで助けを求めることを考えていました。ですが、娘さんの勇気ある行動が今回の問題を解決する近道になったようです。
いじめが再び起こる可能性もあるため、庄子さんは娘さんが学校から帰ってくると「今日は何したの、何かあったの」と毎日聞くようにしているのですが、いまのところ異変はないとのこと。
娘さんの行動に、多くの人が胸を打たれています。
・娘さん、すごくたくましいです!
・人前で発言するのは、とても勇気が必要だったことでしょう。
・いじめを打ち明けられた庄子さんが悩む姿を見て、自分で解決しようと頑張ったのかもしれませんね。
・自分の感情を相手に伝えるのは大切なこと。解決してよかったです!
今回の件は解決しましたが、いじめられている本人が行動を起こしても、いつもうまくいくとは限りません。本来であれば、悪意の有無にかかわらずいじめが起こりにくく、万が一起こったとしてもすぐに解決できる環境作りを、大人と子どもで協力して行っていくのが理想的です。
問題を自ら解決した娘さんの姿勢に、私たち大人がやるべきことを気付かされますね。