鹿児島のシンボル、桜島。
今でも毎日のように噴火を繰り返す活火山です。
今回は『桜島・錦江湾ジオパーク』というスポットをご紹介します。
ジオパークって?
■ ジオパークとは?
ジオパークとは”大地の公園”のこと。つまり、地球をフィールドとして、私たちと大地のつながりのストーリーを、歴史も今も未来もひっくるめて、縦横無尽に楽しんでしまおう!というものです。
■ 桜島・錦江湾ジオパークの特徴は?
桜島・錦江湾ジオパークは、火山と海の大冒険が楽しめるすばらしい場所であり、2013年に日本ジオパークに認定されました。 その舞台は、活発な活火山である桜島と、火山活動から生まれた海、錦江湾です。桜島には4,000人の人が暮らし、目の前には60万都市があります。火山と人びとがともに暮らす、世界でも珍しい場所なのです。その中でも、面白い景色やストーリーがある場所のことをジオサイト、そこでお話を聞きながら旅行することをジオツアーといいます。ジオの魅力いっぱいの桜島や錦江湾を舞台に思いっきり遊び、学びましょう!
ジオパークとは? | 桜島・錦江湾ジオパーク ーより引用
確かに火山と人びとが暮らす場所って、なかなかないです。
他ではできない貴重な体験が桜島・錦江湾ジオパークでできるんですね!
▼ 人々の暮らしとともに
桜島・錦江湾ジオパークのジオサイト
桜島は実は北岳・南岳からなる複合火山なんです。
26000年前の桜島誕生から5000年前まで活動していたのが北岳。
4500年前から現在まで火山活動を続けているのが南岳です。
見る場所によって形が違って見えます。
▼ 寺山公園からは北岳のみが見え、南岳はほとんど見えません。
▼ 黒神ビュースポットからは活発に活動する南岳の昭和火口を見ることができます。
毎日小さな噴火を繰り返す桜島。
そんな桜島が最後に大噴火したのが1914年の大正噴火です。
国内における20世紀最大の噴火とも言われています。
黒神埋没鳥居は大正噴火の脅威を現在に伝える災害遺産です。
▼ 鳥居の下部分が火山灰に埋もれてしまった黒神埋没鳥居
桜島・錦江湾ジオパークさんの投稿 2017年3月16日木曜日
たった1日で2mも埋没してしまったんだそう。
噴火の大きさがうかがえます。
▼ 月讀神社
月讀神社は、大正噴火で溶岩の下に埋もれてしまったものの、1940年に再建されたそうです。
他にも桜島の神社はほとんどの御神殿が山の方を向いて建てられています。
火山とともにこの地に暮らす住民は火山に畏敬の念を持ち、神と崇めているのですね。
海底にも活火山が存在しているんです!