人魚やカッパのミイラに会いに行こう!夏の妖怪スポット【4選】 By - 日本気象協会 tenki.jp 公開:2018-08-09 更新:2018-08-16 中部地方九州・沖縄地方佐賀和歌山大分新潟近畿地方 Share Tweet LINE 高野山奥之院の参道(和歌山県) 人魚・カッパ・オニ・雷獣…この世では正式に存在を認められていない、「妖怪」などとも呼ばれる生きものたち。ところが、そんな未確認生物(?)の「ミイラ」 に会えるスポットは、この世にけっこう存在しているようなのです。異界へのアンテナが敏感になる、8月。ミイラさんたちにお会いして、在りし日のみずみずしい姿や、大切に受け継いできた人々の願いに、そっと思いを馳せてみませんか? なお、この記事内にミイラの写真は、ありません(本文中の画像は、その生きものに対する筆者のイメージです…)。実際のミイラさんの姿が気になる方は、※印のリンク先などをご覧になってみてくださいね! 人魚のミイラ/学文路刈萱堂(和歌山県橋本市) ■学文路刈萱堂(かむろかるかやどう) 高野山のふもとにあるお寺です。かつて高野聖が語り歩いた「石童丸物語」ゆかりの品が残っています。実の父だと知らされぬまま、お父さんとともに高野山で修行に励んだという石童丸少年の伝説。こちらは、女人禁制のため入山できず、ふもとで待ちながら病死したお母さんの菩提寺なのです。彼女が生涯大切に持っていたと伝えられるのが、人魚のミイラ…人魚は、古くから不老長寿・無病息災を願う信仰の対象でもありました。ミイラさんは「人魚のお堂」に安置され、石童丸の物語を今に伝える遺品として、無料で拝見できますよ。 ■所在地:和歌山県橋本市学文路542 ■問い合わせ:0736-32-2274 ■アクセス:南海電鉄高野線「学文路」より徒歩約15分 他 ※詳細は「橋本市観光協会」の公式サイト(画像なし)をご参照ください ※人魚のミイラ(画像あり)についてはこちらも(『産経WEST』HP) イメージです☆ カッパのミイラ/松浦一酒造(佐賀県伊万里市) ■松浦一(まつうらいち)酒造 創業は正徳6年(1716年)。昭和28年、屋根の葺き替え工事中に、大工さんによって発見された動物のミイラ。箱には墨書きで「河伯」の文字が!! お酒にとって不可欠であるきれいな井戸水を掘り当てる願いをかけ、「水のお守り神」として大切に保存されていたのでは…と考えられています。こちらでは、その水神カッパのミイラをはじめ数々のカッパコレクション、また古い酒造道具や農機具・民族資料など200余点が、無料公開されています。酒蔵の見学もできますよ。きれいな水でつくられた美味しいお酒を、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか? ■所在地:佐賀県伊万里市山代町楠久312 ■問い合わせ:0955-28-0123 ■営業時間:9:00~17:00(年中無休) ■アクセス:松浦鉄道「楠久」駅より徒歩5分 他 ※詳細は「松浦一酒造」の公式サイトをご参照ください イメージです☆ オニのミイラ/十宝山大乗院(大分県宇佐市) ■十宝山大乗院(じっぽうざんだいじょういん) 108段の急な石段の上にあるお寺です。本堂内の右端に、厨子に入ったオニのミイラが安置されています。座高1.4m、立てば2mを超えそうな大きさ! 落ち込んだ目、半ば開いた口、手を組み、膝を曲げて座った姿…全身が残っているオニのミイラは珍しく、学術調査では「3本指の女性の骨」を持っているとの報告も!? このミイラさんは、大乗院の檀家が購入した後、寺に納めたものと伝えられています。四日市の街が一望できる本堂に座り、人々の生活を見守っているのですね。お寺は無住ですが管理者がいて、本堂の扉は開いているので自由にお参りできます。 ■所在地:大分県宇佐市四日市3761 ■問い合わせ:0978-37-0202(宇佐市観光協会) ■利用可能時間:9:00~16:00 ■アクセス:JR線「宇佐」駅よりタクシー 他 ※詳細は「宇佐市観光協会」の公式サイト(画像なし)をご参照ください ※オニのミイラ(画像あり)についてはこちらも(宇治市公式サイト) イメージです☆ 雷獣のミイラ/西生寺の宝物館(新潟県長岡市) ■西生寺(さいしょうじ) 「ミイラ寺」とも呼ばれる、新潟県の静かな山寺です。日本で最も古い即身仏「弘智法印即身仏(ミイラ仏)」が安置されています(拝観日については電話でお問い合わせください)。見どころいっぱいのこのお寺には、雷獣のミイラさんもいて大人気!! 「宝物堂」に常時展示され、こちらは誰でも自由に拝観できます。「妖怪ブーム」で湧いた江戸時代の人々の間で、雷獣は「雷鳴とともに大暴れをする妖怪」として大変恐れられていたそうです。日本では絶滅した黄テンの一種だともいわれているのだとか…。ミイラさんは、キュートで儚げな姿です。 ■所在地:新潟県長岡市寺泊野積8996 ■問い合わせ:0258-75-3441 ■アクセス:JR越後線「寺泊」駅よりタクシーで15分 他 ※「即身仏御開帳」のみ有料です ※詳細は「西生寺」公式サイトをご参照ください イメージです☆ いかがでしたか? 「年中無休・拝観自由」のスポットでも、さまざまな事情により閉まっていたり、ミイラさんが出張中だったりする可能性もあるのでご注意ください。確実に会いたい!という方は、事前に施設にご確認のうえおでかけになることをおすすめします。「おでかけスポット天気」で、お近くの施設もぜひチェックしてみてくださいね♪ <注意事項> ■画像はイメージです ■営業日時・アクセス・料金など施設やイベントの詳細は、おでかけ前に公式サイトで最新の情報を必ずご確認ください 関連記事 全国のお出かけスポット天気 人魚を食べて長生きした日本人女性とは いまもカッパ捕獲OKの村が!? 出典人魚やカッパのミイラに会いに行こう!夏の妖怪スポット【レジャー特集|2018】 Share Tweet LINE
人魚・カッパ・オニ・雷獣…この世では正式に存在を認められていない、「妖怪」などとも呼ばれる生きものたち。ところが、そんな未確認生物(?)の「ミイラ」 に会えるスポットは、この世にけっこう存在しているようなのです。異界へのアンテナが敏感になる、8月。ミイラさんたちにお会いして、在りし日のみずみずしい姿や、大切に受け継いできた人々の願いに、そっと思いを馳せてみませんか? なお、この記事内にミイラの写真は、ありません(本文中の画像は、その生きものに対する筆者のイメージです…)。実際のミイラさんの姿が気になる方は、※印のリンク先などをご覧になってみてくださいね!
人魚のミイラ/学文路刈萱堂(和歌山県橋本市)
■学文路刈萱堂(かむろかるかやどう)
高野山のふもとにあるお寺です。かつて高野聖が語り歩いた「石童丸物語」ゆかりの品が残っています。実の父だと知らされぬまま、お父さんとともに高野山で修行に励んだという石童丸少年の伝説。こちらは、女人禁制のため入山できず、ふもとで待ちながら病死したお母さんの菩提寺なのです。彼女が生涯大切に持っていたと伝えられるのが、人魚のミイラ…人魚は、古くから不老長寿・無病息災を願う信仰の対象でもありました。ミイラさんは「人魚のお堂」に安置され、石童丸の物語を今に伝える遺品として、無料で拝見できますよ。
■所在地:和歌山県橋本市学文路542
■問い合わせ:0736-32-2274
■アクセス:南海電鉄高野線「学文路」より徒歩約15分 他
※詳細は「橋本市観光協会」の公式サイト(画像なし)をご参照ください
※人魚のミイラ(画像あり)についてはこちらも(『産経WEST』HP)
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カッパのミイラ/松浦一酒造(佐賀県伊万里市)
■松浦一(まつうらいち)酒造
創業は正徳6年(1716年)。昭和28年、屋根の葺き替え工事中に、大工さんによって発見された動物のミイラ。箱には墨書きで「河伯」の文字が!! お酒にとって不可欠であるきれいな井戸水を掘り当てる願いをかけ、「水のお守り神」として大切に保存されていたのでは…と考えられています。こちらでは、その水神カッパのミイラをはじめ数々のカッパコレクション、また古い酒造道具や農機具・民族資料など200余点が、無料公開されています。酒蔵の見学もできますよ。きれいな水でつくられた美味しいお酒を、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか?
■所在地:佐賀県伊万里市山代町楠久312
■問い合わせ:0955-28-0123
■営業時間:9:00~17:00(年中無休)
■アクセス:松浦鉄道「楠久」駅より徒歩5分 他
※詳細は「松浦一酒造」の公式サイトをご参照ください
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オニのミイラ/十宝山大乗院(大分県宇佐市)
■十宝山大乗院(じっぽうざんだいじょういん)
108段の急な石段の上にあるお寺です。本堂内の右端に、厨子に入ったオニのミイラが安置されています。座高1.4m、立てば2mを超えそうな大きさ! 落ち込んだ目、半ば開いた口、手を組み、膝を曲げて座った姿…全身が残っているオニのミイラは珍しく、学術調査では「3本指の女性の骨」を持っているとの報告も!? このミイラさんは、大乗院の檀家が購入した後、寺に納めたものと伝えられています。四日市の街が一望できる本堂に座り、人々の生活を見守っているのですね。お寺は無住ですが管理者がいて、本堂の扉は開いているので自由にお参りできます。
■所在地:大分県宇佐市四日市3761
■問い合わせ:0978-37-0202(宇佐市観光協会)
■利用可能時間:9:00~16:00
■アクセス:JR線「宇佐」駅よりタクシー 他
※詳細は「宇佐市観光協会」の公式サイト(画像なし)をご参照ください
※オニのミイラ(画像あり)についてはこちらも(宇治市公式サイト)
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雷獣のミイラ/西生寺の宝物館(新潟県長岡市)
■西生寺(さいしょうじ)
「ミイラ寺」とも呼ばれる、新潟県の静かな山寺です。日本で最も古い即身仏「弘智法印即身仏(ミイラ仏)」が安置されています(拝観日については電話でお問い合わせください)。見どころいっぱいのこのお寺には、雷獣のミイラさんもいて大人気!! 「宝物堂」に常時展示され、こちらは誰でも自由に拝観できます。「妖怪ブーム」で湧いた江戸時代の人々の間で、雷獣は「雷鳴とともに大暴れをする妖怪」として大変恐れられていたそうです。日本では絶滅した黄テンの一種だともいわれているのだとか…。ミイラさんは、キュートで儚げな姿です。
■所在地:新潟県長岡市寺泊野積8996
■問い合わせ:0258-75-3441
■アクセス:JR越後線「寺泊」駅よりタクシーで15分 他
※「即身仏御開帳」のみ有料です
※詳細は「西生寺」公式サイトをご参照ください
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いかがでしたか? 「年中無休・拝観自由」のスポットでも、さまざまな事情により閉まっていたり、ミイラさんが出張中だったりする可能性もあるのでご注意ください。確実に会いたい!という方は、事前に施設にご確認のうえおでかけになることをおすすめします。「おでかけスポット天気」で、お近くの施設もぜひチェックしてみてくださいね♪
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■営業日時・アクセス・料金など施設やイベントの詳細は、おでかけ前に公式サイトで最新の情報を必ずご確認ください