今回は鹿児島県いちき串木野市の大里地区で開催される「市来の七夕踊り」をご紹介します。
市来の七夕踊りとは?
七夕踊りは毎年8月7日から一番近い日曜日に開催される、大きな張り子のパレードや踊りが行われる伝統行事です。
出典 いちき串木野総合観光ガイド|七夕踊(平成29年8月6日)
約400年前、島津義弘公の朝鮮の役での活躍を称えて踊られたのが始まりと伝えられています。
様々な神や先祖霊に踊りを奉納することにより豊作を願い約300年もの間踊り続けられた国指定重要無形民俗文化財です。
出典 いちき串木野総合観光ガイド|七夕踊(平成29年8月6日)
巨大な張り子のつくいもん!
七夕踊りではまず巨大な張り子で作られた、鹿・虎・牛・鶴の作り物(つくいもん)がまずパレードを先導していきます。
つくいもんの他にも牛を操る牛使いや虎や鹿を狩る狩人、鶴にエサをやる餌撒きの人間なども一緒に登場します。
途中で虎が狩人に噛みつこうとしたリ、餌を食べる鶴の姿が見られたりと、寸劇もアリで面白いんです!
出典 いちき串木野総合観光ガイド|七夕踊(平成29年8月6日)
この張り子の中には人間が入っているわけですが、中でも大きい牛の中にはなんと16人もの人が入って動かしているんだとか!
竹や木などでで作られている張り子。これほどの大きさになると重いですよね。
張り子を動かしながら、途中で中の人が交代することもあるようです。
夏の祭りですから、張り子の中も暑そうですね…!
それでもダイナミックに演じる中の人たち、すごいです。
ダイナミックすぎて観客の方へ突っ込みそうになることもあるんだとか。
上手く周りが捌くそうですが、その臨場感も楽しそうですね!
※この記事は許可を得て掲載しています。
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