日本人であれば誰にとってもなじみ深い国技「相撲」ですが、実は日本古来から神事として成り立ってきたものだという事はご存知ですか?
茨城県の潮来市では、毎年7月の最終日曜日になると相撲祭が開催されます。
実は、茨城県のPRキャラクターは第72代横綱の稀勢の里関。
稀勢の里関は茨城県出身で、わんぱく相撲の茨城代表になった経験もあるそうです。
他にも、大関である髙安関が土浦市の出身だそう。
写真提供 @YO NAGAYA
今回ご紹介する潮来市(いたこし)の『延方相撲(のぶかたすもう)』の歴史は1673年(江戸時代)からと長く、元々は土地を巡る争いが終結したこと祝い、奉納を目的として始められたものです。
現在は県指定文化財、無形民俗文化財に指定されています。
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この祭りは9地区が持ち回りの当番制で行っているそうで、その年の当番地区では6月から見届け行事、神前会議、当番誥家開き、衣装揃え、地取り祭などを行います。
この祭りは、世代に関係なく色々な人が地域総出で準備を行うそう。
340年以上も続いているのは、地区の人々が伝統と地域を大切に思う気持ちがあるからこそなのですね。
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この相撲祭では、神社境内に作られた土俵で「二番勝負」「一番勝負」
「新手二人がかり」「小三番」「大三番」などの古式の取り組み48番が行われます。
子どもたちの『花相撲』が微笑ましい。