807年に銀が発見された伝えられる、生野銀山。
兵庫県朝来市にある日本指折りの銀山です。
室町時代には、本格的に銀の採掘が開始されました。
時の支配者織田信長や豊臣秀吉の直轄鉱山として栄えました。
江戸時代には銀の産出量が最盛期を迎え、月の産出量は約562kgにもおよんだ生野銀山。
佐渡金山・石見銀山と並ぶ天領として、幕府の財政を支えていたそうです。
▼ 菊の御紋は皇室財産だったことの名残
明治、大正、昭和と大鉱山として銀を産出した生野銀山は、昭和48年に閉山となりました。
坑道の総延長距離はなんと350km!
深さは880mにも達していたそう。
およそ1200年の歴史がある生野銀山を多くの人に知ってもらうため、史跡・生野銀山が整備されました。
坑道内めぐり
史跡・生野銀山では、銀採掘の跡が残る坑道めぐりができるんです。
坑道めぐりの全長は1000m。
約40分の探検です。
坑道内は1年を通じて13度に保たれていて、夏でもひんやりとしています。
▼ なんだか迫力がありますね…!
▼ 江戸時代の採掘の様子を電動人形で再現していたり
▼ 近代の採掘作業を再現していたり。
▼ 校内作業者が命を託した、地中深くへ続くエレベータも見ることができます。
坑道めぐりのコースは本来の坑道のほんの一部というから驚きです。
生野銀山の歴史を学ぶことができます!