《紅葉特集2018/北海道》日本一早い紅葉を見に行こう! By - 日本気象協会 tenki.jp 公開:2018-10-04 更新:2018-11-01 北海道北海道・東北地方 Share Tweet LINE 湿度も下がり風がようやく秋めいてきました。北海道の大雪山系の旭岳では例年より早い初冠雪が観測され、すでに紅葉が始まっています。朝晩の気温が下がり、北海道ではそろそろストーブが恋しくなる季節の到来です。雪が積もるまでのこの時期は、北海道観光に最も適していると言えるかもしれません。手つかずの大自然をバックにしたデッカイ北海道、そのスケールの大きな紅葉を見に行ってみませんか。 【大雪山旭岳】/真っ赤な山を眺めながら、ロープウェイで空中散歩 真っ赤に色づく大雪山 ◆旭岳ロープウェイ 北海道の中央部に位置する大雪山国立公園。北海道で最も高い旭岳(2291m)をはじめ、50kmにわたり2000m級の山々が連なります。中でも、晩夏から秋にかけての旭岳の色の移ろいは、まるで色の濃い絵の具を流しこんだように、尾根から山裾へ次々に赤く染まっていきます。赤や黄色のナナカマドやダケカンバと、まだ残る緑色とで描かれるコントラストは、まさに自然が描く芸術作品。この光景を、片道10分のロープウェイから堪能することができます。 散策コースには5つの展望台や姿見の池などがあります。チングルマが紅葉し、真っ赤に染まる散策路は1周約1.7km。1時間で周ることができるので初心者向け。 ●所在地/北海道上川郡東川町旭岳温泉 ●問い合わせ/0166-68-9111(大雪山旭岳ロープウェイ) ●アクセス/旭川空港から車で1時間 他 ※11月~5月の駐車料は無料 ※散策時は登山靴か厚底の靴を履き、レインウェアか雨風をしのげる長袖の上着を用意してください。 ■詳細は公式サイトをご参照ください 【知床五湖】/手つかずの原生林に囲まれた神秘の湖 知床連山を背景に ■知床五湖 知床五湖は、世界自然遺産に登録された知床に位置し、海、森、山、湖などのすばらしい景色を一度に楽しむことが出来る自然豊かな景勝地です。原生林の中にたたずむ湖の背景には知床連山が連なっており、まさに神秘的な湖です。 散策の方法は2種類あります。一つは「高架木道」。往復1.6kmで無料。バリアフリーなので、車椅子やベビーカーで周ることもできます。電気柵(7000V)が張り巡らされており、ヒグマ対策も万全。もう一つは「地上遊歩道」。約10分のレクチャーを受けてから散策します。全周3.0km。五つの湖すべてを周ることができますが、一度に入る人数が制限されるので、多少の待ち時間があることもあります。 静かな湖面に映し出される赤や黄色の紅葉は、まさに「神々が宿る湖」。野生動物が多く生息していて、知床連山を背景に、大自然の秋を実感できる場所です。 ●所在地/北海道斜里郡斜里町 ●問い合わせ/0152-24-3323(知床五湖フィールドハウス) ●アクセス/斜里町ウトロから車で20分。女満別空港からバスで2時間 ※ヒグマや野生動物にエサをやってはいけません。 ■詳細は公式サイトをご参照ください 【美瑛】/黄金色のカラマツが揺れるパッチワークの丘 秋色の美瑛の丘と十勝岳連峰 ■展望花畑 四季彩(しきさい)の丘 北海道の紅葉といえば手つかずの大自然をイメージしますが、ここ美瑛の丘の景色は自然そのものではありません。野菜や穀物、花などを栽培するという人の営みがあることによって、畑がパッチワークのような柄となります。 また、美瑛には白樺やカラマツが多いので、真っ赤に色づく錦秋というよりも、黄金色に染まる大地の風景が広がります。カラマツの苗木を育てている農家もあるので、その黄金色のかたまりが大きかったり小さかったりしていて、それがまた美瑛らしさをなしています。真っ赤に色づく紅葉も美しいですが、美瑛のように、カラマツとパッチワーク柄の畑が織りなす光景もまたすばらしい秋の彩りです。 ●所在地/北海道上川郡美瑛町新星第三 ●問い合わせ/0166-95-2758 ●アクセス:JR富良野線「美馬牛駅」近く。駐車料金は無料 ※アルパカ牧場でエサやり体験ができます。 ※トラクターバスやバギーなどの乗物は10月末で終了します。 ■詳細は公式サイトをご参照ください。 【層雲峡】/渓谷の絶壁に滝や沼。手つかずの大自然が赤く染まる 岩肌に映える紅葉 ■大雪山国立公園 層雲峡ビジターセンター 層雲峡は大雪山の北を流れる石狩川上流の峡谷で、岩肌が見える絶壁はまさに北海道の大自然。ビジターセンターでは、層雲峡の四季折々の魅力と、自然を楽しむことができる情報を発信しており、テラスからは真っ赤に色づく層雲峡の渓谷を望むことができます。 層雲峡の紅葉を楽しむためには、いくつかのコースがあります。 ・高原温泉沼巡りコース…1周7kmの散策道。人気の滝見沼や緑の沼などが点在し、撮影スポットが多数あります。 ・紅葉谷の散策道…沢沿いを通るコースで片道約700m、往復でおよそ1時間。気軽に周ることができるので初心者向け。「柱状節理」の渓谷を流れる「紅葉滝」が美しい。 ・赤岳銀泉台…9月中旬には日本一早い紅葉のピークを迎えます。針葉樹の緑と紅葉の赤や黄色が錦秋を織り成します。 ・沼の平…三ノ沼や半月沼など、大小多くの沼や池が散在しています。ここの紅葉の光景は観光用ポスターによく使われます。 ・黒岳ロープウェイ…標高1984mの黒岳のふもとから5合目まで、さらにリフト乗れば7合目まで登山可能。ふもとから1ヶ月間かけて徐々に色づいていく雄大な光景を、空中から気軽に眺めることができます。 ●所在地/北海道上川郡上川町字層雲峡 ●問い合わせ/01658-9-4400 ●アクセス/旭川から66km。黒岳ロープウェイの隣 ※散策コースではロープの内側を歩いて下さい。 ■詳細は公式サイトをご参照ください 関連記事 山旅々の公式LINEはじまりました 山コラム:旭岳の紅葉情報のまとめ 北海道のお出かけスポットはこちら 出典《紅葉特集2018/北海道》日本一早い紅葉を見に行こう!! Share Tweet LINE
湿度も下がり風がようやく秋めいてきました。北海道の大雪山系の旭岳では例年より早い初冠雪が観測され、すでに紅葉が始まっています。朝晩の気温が下がり、北海道ではそろそろストーブが恋しくなる季節の到来です。雪が積もるまでのこの時期は、北海道観光に最も適していると言えるかもしれません。手つかずの大自然をバックにしたデッカイ北海道、そのスケールの大きな紅葉を見に行ってみませんか。
【大雪山旭岳】/真っ赤な山を眺めながら、ロープウェイで空中散歩
真っ赤に色づく大雪山
◆旭岳ロープウェイ
北海道の中央部に位置する大雪山国立公園。北海道で最も高い旭岳(2291m)をはじめ、50kmにわたり2000m級の山々が連なります。中でも、晩夏から秋にかけての旭岳の色の移ろいは、まるで色の濃い絵の具を流しこんだように、尾根から山裾へ次々に赤く染まっていきます。赤や黄色のナナカマドやダケカンバと、まだ残る緑色とで描かれるコントラストは、まさに自然が描く芸術作品。この光景を、片道10分のロープウェイから堪能することができます。
散策コースには5つの展望台や姿見の池などがあります。チングルマが紅葉し、真っ赤に染まる散策路は1周約1.7km。1時間で周ることができるので初心者向け。
●所在地/北海道上川郡東川町旭岳温泉
●問い合わせ/0166-68-9111(大雪山旭岳ロープウェイ)
●アクセス/旭川空港から車で1時間 他
※11月~5月の駐車料は無料
※散策時は登山靴か厚底の靴を履き、レインウェアか雨風をしのげる長袖の上着を用意してください。
■詳細は公式サイトをご参照ください
【知床五湖】/手つかずの原生林に囲まれた神秘の湖
知床連山を背景に
■知床五湖
知床五湖は、世界自然遺産に登録された知床に位置し、海、森、山、湖などのすばらしい景色を一度に楽しむことが出来る自然豊かな景勝地です。原生林の中にたたずむ湖の背景には知床連山が連なっており、まさに神秘的な湖です。
散策の方法は2種類あります。一つは「高架木道」。往復1.6kmで無料。バリアフリーなので、車椅子やベビーカーで周ることもできます。電気柵(7000V)が張り巡らされており、ヒグマ対策も万全。もう一つは「地上遊歩道」。約10分のレクチャーを受けてから散策します。全周3.0km。五つの湖すべてを周ることができますが、一度に入る人数が制限されるので、多少の待ち時間があることもあります。
静かな湖面に映し出される赤や黄色の紅葉は、まさに「神々が宿る湖」。野生動物が多く生息していて、知床連山を背景に、大自然の秋を実感できる場所です。
●所在地/北海道斜里郡斜里町
●問い合わせ/0152-24-3323(知床五湖フィールドハウス)
●アクセス/斜里町ウトロから車で20分。女満別空港からバスで2時間
※ヒグマや野生動物にエサをやってはいけません。
■詳細は公式サイトをご参照ください
【美瑛】/黄金色のカラマツが揺れるパッチワークの丘
秋色の美瑛の丘と十勝岳連峰
■展望花畑 四季彩(しきさい)の丘
北海道の紅葉といえば手つかずの大自然をイメージしますが、ここ美瑛の丘の景色は自然そのものではありません。野菜や穀物、花などを栽培するという人の営みがあることによって、畑がパッチワークのような柄となります。
また、美瑛には白樺やカラマツが多いので、真っ赤に色づく錦秋というよりも、黄金色に染まる大地の風景が広がります。カラマツの苗木を育てている農家もあるので、その黄金色のかたまりが大きかったり小さかったりしていて、それがまた美瑛らしさをなしています。真っ赤に色づく紅葉も美しいですが、美瑛のように、カラマツとパッチワーク柄の畑が織りなす光景もまたすばらしい秋の彩りです。
●所在地/北海道上川郡美瑛町新星第三
●問い合わせ/0166-95-2758
●アクセス:JR富良野線「美馬牛駅」近く。駐車料金は無料
※アルパカ牧場でエサやり体験ができます。
※トラクターバスやバギーなどの乗物は10月末で終了します。
■詳細は公式サイトをご参照ください。
【層雲峡】/渓谷の絶壁に滝や沼。手つかずの大自然が赤く染まる
岩肌に映える紅葉
■大雪山国立公園 層雲峡ビジターセンター
層雲峡は大雪山の北を流れる石狩川上流の峡谷で、岩肌が見える絶壁はまさに北海道の大自然。ビジターセンターでは、層雲峡の四季折々の魅力と、自然を楽しむことができる情報を発信しており、テラスからは真っ赤に色づく層雲峡の渓谷を望むことができます。
層雲峡の紅葉を楽しむためには、いくつかのコースがあります。
・高原温泉沼巡りコース…1周7kmの散策道。人気の滝見沼や緑の沼などが点在し、撮影スポットが多数あります。
・紅葉谷の散策道…沢沿いを通るコースで片道約700m、往復でおよそ1時間。気軽に周ることができるので初心者向け。「柱状節理」の渓谷を流れる「紅葉滝」が美しい。
・赤岳銀泉台…9月中旬には日本一早い紅葉のピークを迎えます。針葉樹の緑と紅葉の赤や黄色が錦秋を織り成します。
・沼の平…三ノ沼や半月沼など、大小多くの沼や池が散在しています。ここの紅葉の光景は観光用ポスターによく使われます。
・黒岳ロープウェイ…標高1984mの黒岳のふもとから5合目まで、さらにリフト乗れば7合目まで登山可能。ふもとから1ヶ月間かけて徐々に色づいていく雄大な光景を、空中から気軽に眺めることができます。
●所在地/北海道上川郡上川町字層雲峡
●問い合わせ/01658-9-4400
●アクセス/旭川から66km。黒岳ロープウェイの隣
※散策コースではロープの内側を歩いて下さい。
■詳細は公式サイトをご参照ください