日本でも珍しい枕の神社「日根神社」をご紹介します!
日根神社は大阪府泉佐野市にあります。
鵜葺草葺不合命(ウガヤフキアヘズノミコト)と玉依毘売命(タマヨリヒメノミコト)を主祭神として祀っている神社です。
この二柱は夫婦であり、夫婦二柱そろって祀られている神社は珍しいんだとか。
日根神社には子授けや安産などの子供に関するご利益があるほか、縁結びや合格祈願、商売繁盛などのご利益もあるそうです。
二柱が4人の子供を授かったということもあり、「元気な赤ちゃんが生まれますように」と日根神社で祈る者もいました。
その際、神社に奉納していたのが「枕」です。
もとは子宝を願う村の娘たちが「枕」を奉納したのがはじまりですが、お祭りに奉納する枕はたいへんご利益があるとされ、商売の縁起をかつぐ者や病気の平癒を願う人なども祭礼に参加するようになりました。
最近では「枕」の恩恵にあやかろうと、緊張や不安、日々のストレス、恋愛、勉強の悩みで眠れない方、お子様の夜泣きでお悩みの方、悪い夢を見るという方、引越しなどにより環境が変わって寝苦しい、といった睡眠に関する様々な悩みを抱える方々がお参りになられています。
他では見られない「まくら祭り」
日根神社では5月に「まくら祭り」が開催されます。
5メートルほどもある竹の竿に色とりどりの飾り枕を付けた枕幟(まくらのぼり)を背負い、五社音頭を唄いながら長滝の御旅所まで渡御します。
氏子の日根野・上之郷・長滝の三地区が交代で祭りを担当し【 社名旗・大榊・塩水・比礼旗・太刀・弓矢・猿田彦・太鼓・神輿・一番幟・二番幟・三番幟 】が行列を作り町内を練り歩きます。
カラフルな飾り枕が綺麗ですね!
竹竿には25個の飾り枕がつけられています。