今回は11月に秋葉大祭「火まつり」が行われる曹洞宗 醫王山 慶昌院についてご紹介します。
慶昌院は愛知県瀬戸市にある、曹洞宗の由緒あるお寺です。
創建は1473年。当初は薬師如来のお寺で、現在でも山号を醫王山といいます。
1628年より本尊を釈迦牟尼如来とし以後、曹洞宗に帰属しています。
明治の初めには、秋葉総本山秋葉寺より秋葉三尺坊大権現を鎮守として迎え、お祀りしました。
広く秋葉様と呼ばれる秋葉三尺坊大権現は、三尺坊という名の信州出身の修験僧が不動三昧の修行の末、三郎天狗の化身となり遠州秋葉山に舞い降りたのが起源と言われております。
曹洞宗 醫王山 慶昌院 ーより引用
▼ 本堂は曹洞宗らしい荘厳なつくり!
江戸徳川の時代には幕府による厚い庇護の下に、「火防(ひぶせ)の神」として日本全国で爆発的な信仰を集めるようになり。参詣者による賑わいはお伊勢参りにも匹敵するものであったと言われ、各地から秋葉大権現に通じる道は秋葉路や秋葉街道と呼ばれています。また、過去に三度の山火事にものがれ、そのご利益は言うまでもありません。
曹洞宗 醫王山 慶昌院 ーより引用
また火の街、窯の街として栄えた瀬戸では、火を自在に操ったという秋葉三尺坊大権現の力が信仰され続けているのも納得ですね。
秋葉大祭「火まつり」
毎年11月の第三日曜日には秋葉大祭「火まつり」が執り行われます。
▼ 今年は11月19日!
出典 曹洞宗 醫王山 慶昌院
火まつりでは、秋葉三尺坊寶前大祈祷会や火渡り神事が行われます。
出典 曹洞宗 醫王山 慶昌院
こちらなんと、一般の方も誰でも参加することができます!
火渡り神事は夕方5時からですが、日中にご祈祷を受けられたお札を胸に抱き渡ります。
渡ると一年風邪を引かないとも言われているんです。
火渡り修行することで、災火災難を避けられ、心願成就のご利益を授かることもできるそう。
▼ これは勇気が要りそう…!
火がくすぶる中を素足で歩くのはなかなか勇気がいりますよね…。
心身を清めたい、ご利益を授かりたいという方はぜひチャレンジしてみてください!
火渡りをつとめた人のお札には、その証に御朱印を押してもらえるそうです。
▼ 思い切って火渡りにチャレンジ!
当日は「アキバでマルシェ」も開催されます!