平安時代と言えば、貴族の文化が栄華を極めた時代。紫式部や清少納言などが活躍した頃でもあります。
中でも、藤原氏の活躍を抜きにして平安時代を語ることはできません。
今回は、平安時代の建物が再現された日本唯一のテーマパーク「えさし藤原の郷」についてご紹介します。
えさし藤原の郷があるのは岩手県奥州市江刺区。
こちらは東北の歴史文化を体感できる歴史公園として、園内には古代から中世にかけての建造物が立ち並びます。
このパークの魅力は、なんといっても、平安ロマン溢れる園内の様子です。
園内には、政庁や経清館、清衡館、金色堂、伽羅御所など、多くの建造物が復元されており見どころが満載です!
政治の要である政庁は、北と南の二カ所で再現されており、南には12世紀(律令制時代)のもの、北にはそれよりさらに古い8~9世紀ごろのものが建てられています。
同じ役割を持つ建造物でも、時代が変わると建物も変化するということが分かります。
実際に目で見て歴史を学べるのもいいですね!
伽羅御所は、奥州藤原氏三代秀衡の住居を再現したものです。
平安時代の建物で、寝殿造を再現した建造物としては日本で唯一のものだとのこと。
その時代の人が、どのような暮らしをしていたのかがなんとなく見えてくるかもしれません。
園内にあるロケ資料館では、ロケ中のエピソードや風景などがパネルで紹介されています。
現在放送中の大河ドラマ『おんな城主 直虎』も、えさし藤原の郷で撮影されたのだそう。
聖地巡礼目的で訪れる人も多そうですね。
最近はゲームやアニメのコスプレイヤーの撮影会なども行われているようです。